学長からのメッセージ
千葉大学は約150年前に創立した千葉師範学校や共立病院を前身として、1949年に新制国立大学として設立されました。現在では11学部、19大学院を有し、学部の枠を越えた幅広い教養と高度の専門性を修得できるアカデミア環境を整備しています。
教育面では、「つねに、より高きものをめざして」の理念のもと、高い知性と豊かな人間性を育み、グローバル社会でリーダーとして活躍できる人材を養成するための取り組みを積極的に進めています。特徴的な取り組みのひとつである「千葉大学グローバル人材育成"ENGINE"」プランでは、学生の全員留学を必修化し、留学プログラムや留学支援体制を強化しています。また、2024年度より11番目の学部となる「情報・データサイエンス学部」を新設し、時代に対応した新たな価値を創出できる人材を育成していきます。
研究面では、2023年に文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」の1つに採択されました。本学の強みや特色ある研究領域を戦略的に強化し、成果の社会実装に繋げるとともに、それらの取り組みを学内に横展開することで大学全体の中長期的な発展を目指します。2022年度に発足した国際高等研究基幹では、次世代を担う若手や中堅の研究者支援を強化するなど研究人材育成に力を注いでおり、学術研究・イノベーション推進機構(IMO)では、産官学連携を強力に推進しています。
大学本来のミッションである、教育、研究、そしてそこから生み出される社会貢献に加え、経営基盤の強化と学内の環境整備についても取り組み、学生と教職員が自分らしさを発揮して様々な挑戦ができる千葉大学を目指してまいります。
国立大学法人千葉大学
学長 横手 幸太郎