このたび、千葉大学では、国際教養学部を中心に成果を上げてきているグローバル人材育成戦略を更に拡大展開するプランとして、「千葉大学グローバル人材育成”ENGINE”」を策定し、2020年度から新たに実施することにいたしました。このプランでは、”学部・大学院生の全員留学”を目指して、留学プログラムや留学支援体制を強化するとともに、外国人教員の増員等による教育改革や留学中でも科目履修が継続出来る教育環境整備等を行ってまいります。
2020年度以降の入学者は、多くの学部・研究科等において、卒業・修了までに1度の海外留学が必要です。 学部学生の場合、普遍教育科目または専門教育科目のいずれかで本学が実施する留学プログラム等により、単位修得 (2単位以上) を伴う海外留学が必要です。短いものでは10日間程度の留学プログラムから、千葉大学と交流協定を締結している大学への長期の派遣 (交換) 留学など、留学目的や滞在期間、語学力にあわせたさまざまな留学プログラムから選択できます。 大学院学生の場合、研究科等の実施する留学プログラム、大学院共通教育科目として実施する留学プログラム、研究分野の特色に応じて計画された留学(所属研究科等で「海外留学」の実施認定ができるもの)等による海外留学が必要です。 多様な留学実現のために、留学担当教員や留学支援職員を配置、千葉大学独自の職員であるSULA(Super University Learning Administrator)を多数採用し、新たなプログラムの開発やプログラム実施の支援をしていきます。
世界の共通語である英語を多角的に学びます。リーディングとライティングは、論文レベルまで勉強します。一方で、苦手とされているリスニングとスピーキングは、イングリッシュ・コミュニケーションという国際日本学の中で行われている実践型教育で実施します。学部から大学院に至るまで、継続的に受講し、ディベートやディスカッション、さらにはプレゼンテーション力の向上を目指します。専門領域の特性に合わせたプログラムで学び、世界に通用するコミュニケーション能力を育成します。
留学に行くと「必修科目を取らずに留学するのではないか?」と心配になることがあると思います。もう問題ありません。必要に応じて「いつでもどこでも学べる環境」を提供していきます。このような環境を私たちは「スマート・ラーニング」と呼んでいます。以前より進めていたICTを活用した学習支援環境を高度化し、2018年より本格的に開始しました。2023年には、100科目以上の科目を開設して、みなさんの留学を支援していきます。