グローバル化が進む中、語学力やコミュニケーション能力だけでなく、日本・異文化を理解し、国際社会の中で積極的にチャレンジできる人材が、多種多様な分野で求められています。
千葉大学では世界に学び世界に貢献する人材の育成のため、さまざまなグローバル教育を実施しています。
みなさんも千葉大学で日本を代表するグローバル人材を目指しませんか?
千葉大学では、これまで世界を舞台に活躍できるグローバル人材を育成するプログラムを数多く実施してきました。ここでは千葉大学のグローバル化を支えている3つの事業について紹介します。
千葉大学は、2020年度からグローバル人材育成戦略をさらに拡大展開するプランとして「千葉大学グローバル人材育成プラン" ENGINE" 」をスタートさせました。このENGINEプランは学部学生・大学院生の全員留学、英語教育改革、スマートラーニングの実践強化の3つを取組みの柱としており、発信力・自己表現力・コミュニケーション力を備えた世界で活躍する人材を育成します。
千葉大学は2014年度に、文部科学省によるスーパーグローバル大学創成支援事業のタイプB:グローバル化牽引型に採択されました。
この採択を受け、千葉大学は、「グロ-バル千葉大学の新生-Rising Chiba University-」のもと、4つの改革+3つの力の育成+4つの独自目標でグローバル化を推進しています。
千葉大学は2012年度に、文部科学省によるグローバル人材育成推進事業のタイプA:全学推進型に採択され、「skipwiseプログラム」を開始しました。
このプログラムは、"知識準備(Knowledge Reserves)高流動性(High Mobility)型グローバル人材"を育成するため、異文化体験や、語学力・コミュニケーション能力向上を目的とする科目などを提供し、学生の皆さんが将来グローバル人材として各方面で活躍できるよう、応援するプログラムです。
千葉大学では「千葉大学グローバル人材育成プラン" ENGINE" 」を始動しました。これにより2020年度入学者から、多くの学部・研究科(学府)で卒業・修了までに1度の海外留学が必要です。留学の目的により、次のようなプログラム等が提供されています。
外国語や文化を学ぶ留学
「海外留学したいけど英語が苦手」「海外経験がなく不安」といった、海外ビギナーズ向けのプログラムです。タイ、インドネシア、韓国、台湾等にあるアジアのトップ大学を派遣先とし、コミュニケーションベースの英語学習及び現地文化の学習・体験を行います。フィールドトリップや放課後等の自由時間には現地学生と英語を使ってコミュニケーションをとる機会が多く設けられています。
夏季および春季休業の1ヶ月程度の期間を使って、英語などの外国語を学び、現地の自然、歴史、社会に触れるなど、語学力の向上、異文化体験が中心のプログラムです。英語以外にも、中国語、フランス語、ロシア語を学べるプログラムもあり、プログラム内容も多岐にわたっています。これまで、アラバマ大学(アメリカ)、アルバータ大学(カナダ)、ボーンマス美術大学(イギリス)、中央民族大学(中国)、ブルゴーニュ大学(フランス)、リャザン国立大学(ロシア)、サンクト・ペテルブルク工科大学(ロシア)で実施しています。
外国語を媒介言語として協定校等の学生とPBL型※で学ぶ留学
千葉大学と海外協定校の学生が、英語を媒介言語としながら、特定の課題に取り組む協働学習プログラムです。両大学の学生で混成グループを形成、テーマに沿った講義の受講や現地調査を行い、課題提起や改善策の提案をワークショップ形式で行います。専門知識・言語・文化など多様な背景の学生が、多角的観点から協働することを通して、異文化理解を高めることができます。これまで、ギリシャ、アメリカ、ドイツの大学と実施しています。
※PBL:Project Based Learningの略語で、課題の発見・解決に挑戦する実践的な学習形態
社会体験を通じてPBL型※で学ぶ留学
マレーシア、インド、香港、ハワイ、ベトナム等において、企業や官公庁での就業体験を行います。グローバルに進展する経済の動向や、それらに伴う生活の変動について学び、求められる能力や知識を認識することで、自らのキャリアについて考えを深めます。
※PBL:Project Based Learningの略語で、課題の発見・解決に挑戦する実践的な学習形態
インドネシア、ドイツ、ニュージーランド等において、2週間程度、NPO、施設、国際機関、フィールドなどで環境保護、幼稚園での活動、貧困地域での子供支援等、さまざまなボランティア活動に従事し、グローバル社会での自らの課題を発見、その課題解決のために必要な能力を身に付けます。
専門性をより高めるための留学
千葉大学の海外学生交流協定校への1学期~1年の交換留学プログラムです。千葉大学に在学したまま、休学することなく海外協定校に留学することが可能です。留学先では、主に現地の学生と同じ授業を履修します。自分の専門に沿った留学先大学で、学びたいことをより深く、長期にわたり学ぶ機会が得られます。
長期の留学は難しいけれど、短期の留学の中で語学や異文化体験だけでなく、留学中に専門的な学習もしてみたい学生向けに開発された、海外の大学との連携のもと行われる留学プログラムです。プログラムごとに学修テーマを掲げて第3ターム(8-9月)・第6ターム(2-3月)に現地で集中的に学びます。
グローバル人材に求められる語学力やチャレンジ精神、異文化理解力を養うため、千葉大学では国際的な知識・経験を身につけられる国際系副専攻プログラムや、学生ひとりひとりのレベル・目的に応じた幅広い語学の学習環境を用意し、将来グローバルに活躍する皆さんをサポートするさまざまな取組を実施しています。
日常会話に使えるコミュニケーション英語と、論文作成や学会発表に役立つ学術英語の両方の学習を強力にサポートします。
千葉大学では、世界のコミュニケーションツールである英語を多角的に学べます。読み書きだけではなく、ネイティブの講師を中心に、少人数グループで英語を実践的に学ぶコミュニケーション英語の授業でリスニングやスピーキングもカバー。さらに、外国人教員などによる英語を用いた専門科目も開講し、語学力だけでなく世界に通用するコミュニケーション能力を育成します。
英語を話せるようになりたい。留学の準備をしたい。海外旅行に使える英語を学びたい。一人ひとりに合った目的で利用できるのが、イングリッシュ・ハウスです。
リラックスした雰囲気の中、自分のペースで英語を学ぶことが出来る場所-それがイングリッシュ・ハウスです。英語教員による個別レッスン、学生アシスタントと1対1やグループで英会話練習が出来るセッション、試験対策や留学準備をはじめとしたワークショップなどが行われています。また、様々なイベントやクラブ活動もあり、国籍や学年、学部を越えた多くの人と英語を話せる環境が整った、国際交流の場となっています。お互いが自分のパートナーに言語を教え合う「Language Exchange Programme (LEX)」は、毎年250名以上が参加する人気のプログラムで、英語だけに限らず、言語を学ぶことが出来る活動を展開しています。