平成24年度大学院修了生代表答辞
掲載日:2012/09/28
本日は私たち修了生のために、このような大学院学位授与式を挙行していただき誠に有り難うございます。
私たちが本日、千葉大学大学院の博士前期および後期課程を無事修了できましたのも、諸先生方による日頃からの熱心なご指導の賜物と深く感謝する所存です。学部生のときと違い、大学院生は実験手法や研究の流れなど自分で考えていくことが多くなってきます。そんなとき、さりげなくアドバイスをいただけるなど大変お世話になりました。
私は韓国からの留学生です。千葉大学には大学院博士前期課程から博士後期課程の間の五年間、お世話になりました。私の研究のテーマは農林水産省の実用化技術プロジェクトに採択されたものでしたので、毎年広島や兵庫の農業試験場や、他の関連大学と研究テーマについて熱い議論を交わすことができ、その後の研究に活かすことが出来ました。また研究を離れて各地の研究者の方々と交流することも出来ました。研究の成果が得られたことはもちろんですが、良いデータが出るまでの試行錯誤などにおいて、多くの研究者の方々と話し合えたことは非常に有意義でした。そしてこのように日本で多くの人たちと交流を持てたことは、私にとっては大きな財産となりました。今後は害虫の防除技術を通して日本や母国である韓国でさまざまな交流を行う際の架け橋になれればと思っています。
人生の目標の一つであった博士の学位を取得したとはいえ、私はもちろんここにいる修了生も年齢的には一人前と言えるような歳になっていますが、まだまだ社会人としては経験もなく未熟者と言えましょう。どうか今後とも先生方や諸先輩方のご指導を賜りたく存じます。
最後に千葉大学のますますの発展を祈念し、私の答辞といたします。
平成24年9月28日
博士後期課程修了生代表
園芸学研究科 尹 丁梵