社会課題の解決で、サステナブルなまちづくりを。産学官民が連携する「稲毛コレクティブインパクト」を設立。

2023年05月31日

研究・産学連携

社会連携

コレクティブインパクトとは、2011年にアメリカのJohn KaniaとMark Kramerによって提唱された理念であり、共通の課題、共有された計測方法、相互補強による活動、定期的なコミュニケーション、組織による基盤構築の支援という5つの視点で主体の異なる複数のステークホルダーが社会課題の解決に取り組む手法です。
稲毛コレクティブインパクトの事業対象エリアである千葉市稲毛区には、千葉大学、千葉経済大学、敬愛大学の3つの大学が存在し、歴史のある文教地区として知られています。公的機関や企業活動のみならず、市民活動や学生団体の活動も盛んな地域です。
千葉大学では2022年度から、「稲毛コレクティブインパクトの実現に向けた調査研究」をテーマとして、日鉄興和不動産株式会社と共同研究を行っています。稲毛周辺エリアでの産学官民連携による社会課題解決に取り組み、将来的なコレクティブインパクトの実現を目指しています。
このたび6月に設立される任意団体組織「稲毛コレクティブインパクト」では、千葉市稲毛区周辺地域の社会課題に対し、企業、団体、地方公共団体、研究機関等が連携し、解決に向けて具体的な活動に取り組むことを目的としています。

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