超低温での新たな超伝導状態の発見! ~鉛に潜んでいた新たな超伝導状態~
2023年09月09日
研究・産学連携
千葉大学大学院工学研究院の山田豊和准教授の研究グループと、ドイツ国カールスルーエ工科大学のウルフヘケル教授の研究グループから成る国際共同研究チームは、走査トンネル顕微鏡(STM)装置を用いて、超伝導材料として最も広く知られている「鉛 (Pb)」が、超低温の温度で新たな超伝導状態を持つことを発見しました。本研究成果は、MRI(磁気共鳴画像法)など高磁場中での超伝導の振る舞いの正しい理解を深め、未来の室温超電導やゼロエミッション社会実現に貢献します。
本研究成果は、2023年9月8日14:00(U.S. Eastern Time)にオンライン電子版として、American Association for the Advancement of Science によって発行された査読済みの学際的なオープンアクセス科学ジャーナルScience Advancesで公開されました。