【President's Choice】キャンパスの屋上で養蜂を行い、教育や研究に活かしています
第18号 2022年6月27日 ~学長室のいち推し"President's Choice"~
キャンパスの屋上で養蜂を行い、教育や研究に活かしています
千葉大学では養蜂を教育や研究に活かす「ミツバチプロジェクト」を行っています。
本プロジェクトは環境健康フィールド科学センターの三輪正幸助教が主体となって平成20年から展開している教育研究活動で、柏の葉キャンパスの生態林においてセイヨウミツバチやニホンミツバチを飼育しています。平成30年からは全学キャンパスが連携して活動しており、西千葉キャンパス(自然科学総合研究棟2屋上)や亥鼻キャンパス(医学部屋上:現在は中断中)に加え、今年、令和4年からは墨田サテライトキャンパスの屋上でも実証実験を行っています。
墨田サテライトキャンパス屋上でのミツバチの飼育風景
附属小学校6年生の授業でミツバチ観察
インフォメーションセンターでの販売
具体的には、DNA分析によって蜜源植物を調査する「ハチミツの評価手法の開発」、養蜂箱などのプロダクト開発を行う「養蜂のデザイニング」、都市養蜂と緑化植物の関係性を調査する「都市養蜂・緑化」などといった教育・研究活動のほか、海外大学との連携活動、千葉大学教育学部附属小学校の授業「総合的な学習」の一部を担っています。
これらの教育・研究活動の成果として得られたハチミツは、収益事業にも結び付いています。セイヨウミツバチが生産したハチミツを生食用として商品化し、キャンパス内や近隣の店舗およびウェブサイト等で販売していることに加えて、これまで20社以上の周辺企業に原材料としてハチミツを出荷し、ドーナツやどら焼きなどのコラボ商品を共同で開発・販売してきました。これらの売上は、研究や本プロジェクトの活動拡大のために有効活用されています。
春の天候不順のため生産量が例年よりも大幅に少なく、希少性がさらに高まっている今年の千葉大学ハチミツ。品質は近年稀にみる出来栄えですので、ぜひ入手いただき、ご賞味ください。
※ 千葉大学産ハチミツは、2022年6月現在、以下の店舗等にて入手できます。(商品名や仕様は販売元によって異なります)
【キャンパス内】
・農産物直売所「緑楽来(みらくる)」(柏の葉キャンパス)
・インフォメーションセンター(西千葉キャンパス)〔MAP〕
【キャンパス近隣店舗等】
・そごう千葉店 地下1階ギフトコーナー
・千葉県ヤクルト販売株式会社 千葉県内すべてのエステサロン(グレイシス)
【インターネット販売】
・産直通販サイト「食べチョク」
・千葉大学経済人倶楽部「絆」
【その他】
・柏市ふるさと納税返礼品(ふるさとチョイス限定)