【President's Choice】横浜国立大学と、相互の連携・協力に関する協定を締結しました
第10号 2021年12月23日 ~学長室のいち推し"President's Choice"~
横浜国立大学と、相互の連携・協力に関する協定を締結しました
千葉大学は、横浜国立大学と両学の特色を活かした交流を図り、両学の一層の発展に資することを目的として連携協定を締結しました。
2021年12月23日、千葉大学墨田サテライトキャンパスにて梅原出横浜国立大学長と協定書の調印式を行いました。
左から、梅原出横浜国立大学長、中山学長
今後は、千葉大学の「環境リモートセンシング研究センター(CEReS)」「災害治療学研究所」「大学院園芸学研究院」と横浜国立大学の「台風科学技術研究センター(TRC)」「大学院環境情報研究院」「大学院都市イノベーション研究院」などの特色や機能を活かして、台風などの災害リスク低減や、地球環境・生態の保全に向けて横断的に連携し、脱炭素社会実現への貢献を目指します。
「環境リモートセンシング研究センター」では、リモートセンシングに関する先端的な研究を推進し、地球表層における環境変動研究を発展させるとともに、成果の社会的活用を目指しています。衛星観測による二酸化炭素やメタン濃度の高度分布測定技術の開発なども実現しています。
「災害治療学研究所」では、国民の生命と社会の安全を守ることを目指した人材育成に加えて、地域社会や産業との連携も進め、災害に強い安全・安心な社会作りに貢献したいと考えています。
「大学院園芸学研究院」では、緑地の環境保全機能の解析・評価に基づく森林構造モデルの開発、気候変動による森林災害を抑制するためのAI・リモートセンシング技術の開発、そしてその流域治水に向けた活用などを実施しています。
これらの取り組みは、横浜国立大学の「台風科学技術研究センター」や「環境情報研究院」における取り組みとの親和性が高いと考えています。両大学の緊密な連携による研究の発展と社会実装の推進は、安全・安心な社会の実現に大きく貢献できるものと確信しております。
本協定の締結を機に、両大学の連携が核となって、産学連携の促進と社会イノベーションの創出になお一層貢献できることを願っております。
今後も、東京湾を挟んでアクアラインで繋がっている国立大学同士として、あらゆる学術研究、教育、地域貢献等に関して連携や協⼒の可能性を探っていきますので、どうぞご期待ください。