千葉大学がテニュアトラック制に対する外部評価を実施

千葉大学は平成25年6月12日に「千葉大学のテニュアトラック制に対する外部評価」を実施した。 本外部評価は、本学がテニュアトラック制を本格導入した平成20年度より5年が経過したことを踏まえ、改めてテニュアトラック制の体制や取り組みなどについて第三者の視点から点検・評価をしていただいたものである。
　外部評価に実施にあたっては、東京医科歯科大学、東京工業大学、横浜国立大学のテニュアトラック制に造詣の深い有識者を外部評価委員として迎え、外部評価委員会を設置した。
　評価の方法としては、本学のテニュアトラック制の体制、取り組み、実績、効果等を多面的に点検・評価いただくための30観点について本学の活動状況や実績等を書面にまとめ、これを外部評価委員に詳細に分析・評価いただき、事前書面評価結果を踏まえた本学の学長、理事、部局長との意見交換及びテニュアトラック教員、元テニュアトラック教員に対する聞き取り調査や現場視察を外部評価委員に行っていただいた。
　これらの評価を経た上での外部評価委員による講評では、本学のテニュアトラック制のシステムや取り組み、実績等が高く評価されるとともに、テニュアトラック教員等の支援体制の更なる充実やテニュア審査基準に関する一部見直しといった課題が示された。 今後は、高い評価をいただいた点を更に発展・充実させるとともに、示された課題について真摯に対応し、本学のテニュアトラック制の更なる普及・定着とテニュアトラック教員の育成を加速したいと考えている。

外部評価委員と学長、理事、部局長との意見交換

ＴＴ教員等への聞き取り調査

ＴＴ教員の研究環境視察