第15回千葉大学テニュアトラックセミナーを開催

千葉大学は、平成27年9月30日に第15回千葉大学テニュアトラックセミナーを開催した。
   今回のセミナーでは、セッション1において千葉大学大学院薬学研究院名誉教授／株式会社アミンファーマ研究所代表取締役社長五十嵐一衛先生より「脳梗塞・認知症バイオマーカーの開発（Development of biomarkers for brain infarction and dementia）」と題して、ご自身の研究成果に関する特別講演をいただいた。本講演では、五十嵐名誉教授の海外経験や、ベンチャー起業等についてもお話しいただき、講演後には若手研究者から活発な質疑応答が行われた。
   セッション2では、大学院薬学研究院の青木重樹テニュアトラック助教より「がん細胞がもつエネルギー代謝の複雑さを紐解く（Revealing the complexity of energy metabolism in cancer cells for a therapeutic approach）」と題した研究発表、続いて環境健康フィールド科学センターの加川夏子テニュアトラック講師より「有機分子のNMR解析におけるヨウ素利用法（Iodine utilization methods for NMR spectroscopic analysis of organic molecules）」に関する研究発表が行われた。
　いずれの研究発表も英語により行われ、発表後の質疑応答においても英語による質問や指摘等に基づくディスカッションが行われた。
　セミナー終了後には「テニュアトラック教員等による意見交換会」が開催され、和やかな雰囲気の中でセミナー出席者が日頃の教育研究の場で交わせないような率直な意見交換が行われた。