千葉大学教員・研究者2名が令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞

2024年04月18日

研究・産学連携

受賞

 科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を顕彰する令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰者がこのほど発表されました。本学からは2名の教員・研究者が「科学技術賞(研究部門)」及び「若手科学者賞」を受賞しました。
 「科学技術賞(研究部門)」は、我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性が高い独創的な研究又は開発を行った研究者を表彰するものです。
 また、「若手科学者賞」は萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を表彰するものです。

対象となった業績と受賞者は以下のとおりです。

〇科学技術賞(研究部門)
業績名:マウス原始内胚葉幹細胞樹立の研究
大学院医学研究院 講師 大日向 康秀

【受賞者のコメント】
栄誉ある賞を授かり光栄に思っております。我々が卵黄嚢の元になる原始内胚葉からの幹細胞樹立に成功したことで、初期胚を作るために必要と考えられる3つ全ての「部品」が揃ったことになります。今後も生命とは何かという生物学の根源的な問いを幹細胞の視点から解明し、それらの知見・技術を発展させ、再生医療や不妊治療分野に貢献するべく研究を推進してまいります。

〇若手科学者賞
業績名:マルチメッセンジャー天体物理の理論的研究
大学院理学研究院 教授 久德 浩太郎

【受賞者のコメント】
この度は文部科学大臣表彰の栄に浴することができ、大変光栄です。推薦してくださった方や共同研究者をはじめ、これまで私を支え育ててくれた皆様に、厚く感謝申し上げます。今後もここ千葉大学で、宇宙の新たな側面の解明やそれを通した物理の理解に貢献するため、精進してまいります。

▶令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等を決定しました(文部科学省ウェブサイト)
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01364.html