"硝酸イオン"を効率的に吸着できる炭素繊維の開発に成功ー環境にやさしくリサイクル可能な汚染物質除去剤の開発へー

2022年12月09日

研究・産学連携

千葉大学大学院融合理工学府博士前期課程1年生の佐藤夏帆氏、同大学院工学研究院 天野佳正准教授と町田基教授の研究チームは、地下水など自然環境にある水から硝酸イオンを除去することができる、炭酸ナトリウム賦活(ふかつ)ポリアクリロニトリルを用いた活性炭素繊維(ACF: Activated Carbon Fiber)の開発に成功しました。本研究により環境に優しく再生可能な、活性炭ベースの硝酸イオン除去剤の開発が期待されます。
本研究成果は2022年10月22日に、学術誌 SN Applied Sciencesに掲載されました。

  • 活性炭素繊維(ACF: Activated Carbon Fiber)の電子顕微鏡の写真(SEM像)