『大規模地震時医療活動訓練in館山』を実施
〜電力自給型コンテナ等による遠隔診療を実証〜

2024年10月18日

社会連携

 千葉大学災害治療学研究所と館山市は8月30日に締結した防災に係る連携と協力に関する協定に基づき、9月28日(土)に「大規模地震時医療活動訓練in館山」を実施しました。今年1月の能登半島地震では、電柱の倒壊や光ケーブルの切断等により停電や地上系通信の断絶が多発しました。そこで内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練にあわせて首都直下地震を想定し、関係機関等の協力を得て「道の駅グリーンファーム館山」に衛星通信機能付きオフグリッド(電力自給型)診療コンテナ及び診療トレーラーハウスを設置して、その有効性を検証しました。
 電力自給型のコンテナは、平常時にはオンライン会議が可能なワーケーションのオフィスとして、トレーラーハウスは過疎地域の巡回診療に活用することを想定しており、いずれも災害時には初動医療体制の拠点として機能することが期待されます。
 なお、衛星通信機能(スターリンクと静止衛星回線を併用)付きオフグリッド診療コンテナ・トレーラーハウスの実証訓練は国内初となります。

  • 診療トレーラーハウス