森鷗外没後100年記念シンポジウムをドイツ・ベルリンで開催

2022年10月31日

国際

千葉大学予防医学センターは、在ドイツ日本大使館様のご後援により、「森鷗外没後100年記念シンポジウム 新規感染症と環境予防医学における日独の役割」を、ベルリン日独センターにて開催しました。

冒頭で日本大使館公使の北浦康弘様より開会の辞をいただき、鷗外の曽孫にあたる森千里・予防医学センター長が「ドイツから輸入された近代医学と公衆衛生に基づいた街づくり」と題して講演しました。鷗外は文豪として知られていますが、ベルリンで近代医学研究の基礎を学び、軍医として感染症の対策にあたった経歴があります。講演では、鷗外が明治初期に既に「これからは予防医学が必要だ」と言っていたことや、兵士へのワクチン接種の進め方などを中心に鷗外の業績を取り上げました。

シンポジウムではその他に日本やドイツ、米国の研究者による講演およびパネルディスカッションが行われ、市民や学生など約50名が参加しました。

閉会後には在ドイツ日本大使館を会場にシンポジウム参加者対象のレセプションが開催されました。大使館のお取り計らいにより、千葉大学の学生と、千葉大学の海外キャンパスが置かれているシャリテ・ベルリン医科大学の学生も招待され、貴重な交流の機会となりました。

  • 森センター長の講演

  • 会場となったベルリン日独センター前にて

【関連リンク】
千葉大学予防医学センター(https://cpms.chiba-u.jp/news/)
在ドイツ日本国大使館 (https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/uberuns_termine.html)
「大使の活動」のページ内でレセプション時の写真をご紹介いただきました。