千葉大学の沼田農場産リンゴを使用した「無添加・果汁100%リンゴジュース」を発売

2022年11月02日

大学からのお知らせ

柏の葉キャンパスの環境健康フィールド科学センター(以下「フィールドセンター」)では、11/3(木・祝)に開催するセンター祭において、沼田農場産のリンゴを使用した新商品「 "無添加・果汁100%"リンゴジュース」の販売を開始します。

沼田農場とは、フィールドセンターが管理するリンゴや西洋ナシに関わる教育研究を主目的とした「森林環境園芸農場」のことで、群馬県沼田市の郊外、子持山中腹の標高750mの高冷地にあります。
今年5月末と6月初旬に沼田地方を襲った降雹は、沼田農場で生産するリンゴや西洋ナシにも大きな被害を与え、キズの大小はあるものの約9割の果実がダメージを受けました。キズを受けたリンゴたちは見た目こそ確かに良くはありませんが、味や鮮度には全く影響がなく、また丹精込めてリンゴを育ててきた沼田農場職員からも「何とか有効利用ができないか」との思いが寄せられ、フィールドセンターで検討を重ねた結果、今回試験的に『ジュース加工』に挑戦することとなりました。ジュース加工によってキズついたリンゴを廃棄せず有効的に活用するこの挑戦は、食品ロスの削減という点において、本学が推進するSDGsの目標達成に向けた取組の1つとも言えます。
加工は沼田市内のJA(農協)で搾汁から充填までを一括して行い、商品の表ラベルには地元リンゴ組合にご協力いただき、同組合が所有するラベルを使用しています。保存料・添加物を一切使っていないため、賞味期限は製造日から1年間で、今年度は「つがる」「陽光」(11/3(木・祝)センター祭より販売)及び「ふじ」(1月頃より販売予定)の3種類を本数限定で順次販売していく予定です。
売り上げの一部は今回の雹害だけでなく、毎年頭を悩ませている獣対策などに使用されるほか、新たな苗木の購入や学生が利用する農場施設の整備など、本学の教育研究活動のために役立てられます。
なお、今年度は試験的に販売を行いますが、ご好評いただいた場合には、皆様からのご意見を参考に品種や容器サイズ、ラベルなども見直しながら、次年度以降も継続販売することを検討しています。

■新商品(沼田農場産リンゴ使用)「 "無添加・果汁100%"リンゴジュース」
 ≪種 類≫ 「つがる」「陽光」「ふじ」の3種類
 ≪サイズ≫ 1リットル瓶
 ≪価 格≫ 1,000円(税込)
 ≪販 売≫ 柏の葉キャンパス内直売所『緑楽来(みらくる)』
        ⇒11/3(木・祝)センター祭後から販売開始
       西千葉キャンパス『インフォーメーションセンター』
        ⇒販売開始時期未定

  • 無添加・果汁100%リンゴジュース(つがる、陽光)

  • 降雹によるキズを受けたリンゴたち