「産学のコンソーシアムによる洋上風力発電大学教育カリキュラム等整備事業」が経済産業省資源エネルギー庁の「洋上風力発電人材育成事業費補助金」に採択~5地方大学と5発電事業者が産学のコンソーシアムを形成し、洋上風力発電分野の大学における人材育成体制の整備を目指す~

2022年11月24日

研究・産学連携

本学を含む10者による産学のコンソーシアムで応募した「産学のコンソーシアムによる洋上風力発電大学教育カリキュラム等整備事業」が経済産業省資源エネルギー庁の令和4年度「洋上風力発電人材育成事業費補助金」に令和4年10月1日付けで採択されました。概要は下記のとおりです。

1.国補助事業名:令和4年度「洋上風力発電人材育成事業費補助金」
2.採択事業名:産学のコンソーシアムによる洋上風力発電大学教育カリキュラム等整備事業
3.コンソーシアムメンバー:5大学及び5発電事業者
・代表補助事業者
国立大学法人長崎大学
・参加補助事業者(順不同)
国立大学法人秋田大学/公立大学法人秋田県立大学/公立大学法人北九州市立大学/国立大学法人千葉大学/
九電みらいエナジー株式会社/三菱商事洋上風力株式会社/株式会社JERA/東京電力リニューアブルパワー株式会社/中部電力株式会社
4.事業内容の概要
我が国の洋上風力の導入促進に資する人材を輩出するため、大学生・大学院生を対象に、地元にウインドファームが展開する計画をもつ地方大学が広域に連携し、発電事業者を中心とする産業界とコンソーシアムを形成し、今後ますます必要となる洋上風力の事業開発に携わる高度な専門知識と現場実践力を備えた高度人材の育成のための仕組みやカリキュラムを産学が連携して策定します。
さらに、コンソーシアムに参加している5つの発電事業者の知見、東京大学や日本海事協会など先端研究や技術認証等を行う機関の協力、専門性の高いシンクタンクをパートナーとした国内外の事例調査やコンソーシアムミーティング等により、我が国の洋上風力産業の競争力の強化や地域創生にもつながる海洋開発を担う人材を生み出す「しくみとカリキュラム」を検討します。検討においては、アジアで唯一の洋上風力の総合的な社会人育成機関「長崎海洋アカデミー」のプログラムを取り入れた学生向けの講座開発や、英国などにみられる企業現場での長期インターンシップ、発電事業者が有するウインドファーム現場と連携した学生教育など、従来の大学教育では実現できなかった新たな手法の導入も産学連携により検討していきます。

【国事業受託事務局によるリリース】
経済産業省資源エネルギー庁 令和4年度「洋上風力発電人材育成事業費補助金」における補助事業者の公募結果の公表について | PwC Japanグループ
(https://www.pwc.com/jp/ja/news-room/offshore-wind-turbine-public-offer2209.html)