高温発酵食がカブトムシの成長の秘訣!?―メス幼虫の大型化に微生物の働きが関与している可能性を確認―

2023年01月31日

研究・産学連携

千葉大学大学院園芸学研究科 博士後期課程2年生の浅野風斗、同園芸学研究院の児玉浩明教授、宮本浩邦千葉大学客員教授らの研究グループは、カブトムシ幼虫に小魚などを発酵させた堆肥を与えることにより、メス幼虫のみが特異的(性特異的)に肥大化することを発見しました。今後需要拡大が予測される養殖魚や家畜向けの昆虫飼料の生産力増大に期待できる研究成果です。
本研究成果はJ Appl Microbiolで2022年12月15日に公開されました。本研究で明らかになった成長促進作用の効果については特許出願(特願2021-092786)を行っています。