千葉大学のプログラムによる支援を受けた海外研修を実施

2023年01月26日

国際

千葉大学卓越大学院プログラム 革新医療創生CHIBA卓越大学院(iMeC-WISE)等の海外渡航支援を受け、2022年12月に大学院医学薬学府の学生が、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)にて2週間の研修を実施しました。

UCSDでは医学部の研究室を訪問し、難治性慢性疾患の炎症性腸疾患に関する自身の研究成果を発表してディスカッションを行い、腸管感染症の動物モデルを用いた実験に参加しました。渡航前から訪問先研究室の定例オンライン会議へ出席し、交流と情報交換を進めていたこともあり、円滑かつ効果的に研修が実施されました。
また、複数のバイオ系企業や研究所も訪問し、アカデミア研究者(大学または公的研究機関に所属する研究者)やアカデミアから企業へ就職するなど多様なキャリアパスを辿った日本人研究者の話を伺うことができ、研究者たちの"熱い想い"に触れる有意義な機会となりました。

参加した医学薬学府修士課程1年の田中和さんは「UCSDでは英語でのディスカッションもでき、多くの方に私の研究内容に興味を持っていただいた。異なるバックグラウンドをもつ研究者から様々なアドバイスも受けることができ、新たな研究展開の可能性が期待できる充実した研修となった。今後は『自分が社会にどう貢献したいのか』ということを念頭に置きながら研究を進めるとともに、海外研修の機会をまた得たいと思った。」と振り返りました。

今回の研修は、iMeC-WISEの支援と<千葉大学国際交流公募事業><千葉大学グローバル人材育成"ENGINE" 「全員留学」におけるENGINEサポート>を併用して実現しました。
千葉大学では、世界で活躍する人材を育成する機会を今後も提供していきます。

  • UCSDの研究室で現地学生・研究員とのディスカッション

  • 動物モデルを用いた実験にも参加

<担当教員のコメント>
今回の海外渡航への学生へのサポートが、学生のスキルアップやモチベーションアップに留まらず、国際的な人的交流の機会を得たことにつながり、具体的な将来目標ができたことは非常に有意義であったと感じる。学生主導で進めたオンラインによる訪問先との事前交流の積み上げも相互理解に役立ったと思う。
今後も、学生の積極的な国際交流の機会の増加のために、より充実した支援体制に発展させ、海外渡航を後押ししたい。