ブラジルで日本発の検査技術を用いた新型コロナウイルス検出試薬評価試験を開始~ブラジルにおけるCOVID-19検査拡大のためのパートナーシップ~

2021年01月27日

研究・産学連携

千葉大学真菌医学研究センターは、独立行政法人国際協力機構(JICA)、栄研化学株式会社(栄研)と共同し、日本発の検査技術であるLAMP法による新型コロナウイルス検出試薬の性能評価試験をブラジルサンパウロ州カンピーナス大学(UNICAMP)で開始しました。
本試験は、今般のブラジルでの深刻な新型コロナウイルス感染症拡大の状況を踏まえたJICAからの要請を受け、真菌医学研究センターとUNICAMPが平成28年より共同で実施しているプロジェクトで醸成された研究技術連携の枠組みを活かして始まったものです。
これにより、リアルタイムPCR法よりも比較的簡便な手技で、短い所要時間で検査をすることが可能になり、同国での新型コロナウイルス検査の強化が期待できます。

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    UNICAMPにおける性能評価試験の様子