パーキンソン病は性別と遺伝子によって進みが変わる
女性では22%、遺伝子LRRK2の変異によって最大26%進行が遅延
2024年02月20日
研究・産学連携
千葉大学大学院薬学研究院の研究チームは、短期間の観察から長期間の変化を推定する独自の解析技術によって性別や遺伝子がパーキンソン病の進行に及ぼす影響を研究しました。その結果、女性であることやLRRK2と呼ばれる遺伝子に変異を持つことでパーキンソン病の進行が遅くなることがわかりました。この結果により、患者の性別を考慮することや事前に遺伝子を検査することで、一人ひとりの進行の正確な予測につながることが期待されます。
本研究成果は、薬学研究院の博士課程研究員である神亮太を筆頭著者として2024年2月19日(現地時間)に、学術誌CPT: Pharmacometrics & Systems Pharmacologyで公開されました。