高齢者の社会参加を促すアプリの効果を実証〜2ヶ月間の社会参加頻度が約3回増加〜
2024年11月12日
研究・産学連携
千葉大学予防医学センター 河口謙二郎特任助教、中込敦士准教授、近藤克則特任教授らの研究グループは、60歳以上の高齢者を対象に、高齢者の社会参加を促進するアプリの効果を検証するランダム化比較試験注1)を実施しました。参加者は社会参加を促すアプリの利用群(87名)と非利用群(94名)にランダムに割り当てられ、介入群は12週間にわたってアプリを使用しました。
検証の結果、主要評価項目である過去2ヶ月間の社会参加頻度が、約3回増加しました。
本研究結果は、国際医学雑誌Journal of Medical Internet Researchに2024年9月30日に掲載されました。
注1)ランダム比較試験:参加者をランダムに(意図的ではない)2つの群に分け、新しい介入方法の効果を検証する最も信頼性の高い研究方法の1つ。群分けを無作為にすることで、年齢や性別などの特徴が均等に配分され、純粋な介入効果を測定することができる。