CO2資源化用光触媒の活性をエタノール処理で3.6倍に向上―カーボンニュートラルサイクルの実現に前進―

2022年08月02日

研究・産学連携

千葉大学大学院融合理工学府および理学部学生の張 超、Yang Jiwon、原 慶輔、石井 蓮音、大学院理学研究院 張 宏偉 特任研究員(2021年当時)、泉 康雄 教授、同工学研究院の糸井 貴臣 教授の共同研究グループは、ポルフィリン光触媒を用いてCO2をCOへ資源化する際、エタノール処理により活性が3.6倍に向上することを見出しました。さらに、その理由はコバルトイオンへCO2が有効に反応するようになるためであることを、光反応条件での分光追跡により解明しました。
本研究成果はJournal of Catalysis誌で2022年7月16日(米国時間)に電子出版されました。

  • コバルト-ポルフィリン-酸化チタン光触媒をエタノールガスで活性向上