2つの分子を使ったランダムコポリマーの開発とコポリマー中の分子の分離手法の確立に成功-新しい材料設計や効率的な原料回収に期待-

2022年07月19日

研究・産学連携

千葉大学国際高等研究基幹の矢貝史樹教授の研究チームは、全く異なる構造のポリマーを形成する2つのモノマー分子をランダムに混ぜ合わせることで、2つの構造が調和された構造を持つポリマーを作ることに成功しました。さらに、光反応を利用して、出来上がったポリマーから元の2つのモノマー分子を分離するという全く新しい手法を確立しました。この成果は、多機能な新素材の開発及びポリマー材料の原料の分離法における新たな指針となることが期待されます。
本成果は、「Journal of the American Chemical Society」にて2022年7月14日に公開されました。