油の液滴が集団となって動きを示す人工システムを開発-化学の視点から、生き物が集団で動く仕組みのさらなる理解に期待-

2023年01月19日

研究・産学連携

慶應義塾大学大学院理工学研究科の小島知也(博士課程1年)、同大学理工学部の朝倉浩一 教授、伴野太祐 専任講師と千葉大学大学院理学研究院の北畑裕之 教授の研究グループは、光を照射するとマイクロメートルサイズの油の液滴が集団を形成し、その周囲において自発的に模様が形成される現象の誘導に成功しました。
本研究成果は、2023年1月5日(米国東部時間)に米国科学雑誌『Cell Reports Physical Science』のオンライン版に掲載されました。

<本研究のポイント>
・光を照射することで、複数の油滴が集団を形成し、その周囲に模様が形成されることを発見
・油滴の個数によって、形成された集団の動きが変わることを発見
・化学の視点から生き物の動きを模倣した人工システムを創出