⾦属触媒・酵素触媒の⼒で⽣物活性分⼦群の⾻格を不⻫合成―新たな⼿法の開発により創薬シーズ創出へ前進―

2022年12月05日

研究・産学連携

千葉⼤学医学薬学府博⼠後期課程3年⽣ 橋本佳典⽒、⼤学院薬学研究院 原⽥慎吾講師及び根本哲宏教授の研究グループは、⾦属元素を含む触媒と酵素触媒を駆使することで、薬理効果を⽰す多くの天然有機化合物に含まれるアザビシクロ[3.3.1]ノナン環を有する縮環インドール⾻格の触媒的な不⻫合成法を開発することに成功しました。本研究成果により、薬⽤植物などに含まれる薬理活性分⼦群を⼈⼯的に合成できるため、多様な分⼦⾻格ライブラリーの構築が可能となり、迅速な創薬シーズ創出が期待できます。
この研究成果は、本邦とドイツ連邦共和国Bielefeld ⼤学Harald Gröger 研究室との国際共著論 ⽂として、2022 年11 ⽉28 ⽇に"ACS Catalysis"に掲載されました。