植物の葉の油滴に存在する新規タンパク質の発見
~葉が「太る」意義の解明を目指して~
2024年03月28日
研究・産学連携
千葉大学大学院園芸学研究院 島田貴士准教授、園芸学部学生 尾亦雄斗氏(研究当時、現 東京工業大学大学院修士課程)、同 佐藤玲奈氏(研究当時)らの研究グループは、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)三城恵美特任講師、加納圭子技術員、甲南大学理工学部 上田晴子准教授、西村いくこ名誉教授と共同で、植物の葉の油滴タンパク質の新規同定を目指す研究を行い、シロイヌナズナの葉の油滴に存在するタンパク質として、ミオシン結合タンパク質とフラン脂肪酸合成酵素を明らかにしました。今後、葉の油滴の機能解明を通して、植物の葉が細胞内に脂質を蓄積して「太る」ことの意義が明らかになれば、植物脂質の増産や有効利用につながると期待されます。
本研究成果は、2024年3月1日にFrontiers in Plant Scienceに掲載されました。