高齢者の加齢による肝臓の薬物処理能力の変化を初めて明確に 臓器の重量と血流量に比例して40歳から年に0.8%低下

2021年09月24日

研究・産学連携

 千葉大学大学院薬学研究院の樋坂章博 教授らの研究グループは、加齢による肝臓の能力の変化について、18薬剤の情報を独自の方法で統合して解析した結果、40歳から年に0.8%の割合で薬物処理能力が低下することを初めて明らかにしました。
これにより、薬物処理能力の変化は加齢による肝臓の重量や血流量の変化と合理的に対応することがわかり、その機能を把握することで薬の服用量を調節することが可能になると考えられます。
本研究成果は、Clinical Pharmacokineticsに9月13日(日本時間)にオンラインで公開されました。