不良ミトコンドリアを色で見つけるセンサーを開発-パーキンソン病のメカニズム解明に期待-

2021年10月06日

研究・産学連携

千葉大学大学院理学研究院 板倉英祐准教授らの研究グループは、パーキンソン病や癌の一因とされている不良ミトコンドリアを蛍光タンパク質によって可視化する「不良ミトコンドリアセンサー "Mito-Pain"」を開発しました。
Mito-Painを用いた解析と、ミトコンドリアにダメージを与えうる化合物のスクリーニングとを組み合わせることで、パーキンソン病の原因遺伝子のはたらきについて、これまで知られていた機能の他に、ミトコンドリアストレスの種類に応じて違うはたらき方をすることが明らかになりました。
この研究成果は、米国科学雑誌Journal of Biological Chemistryに10月4日(米国東部時間)に発表されました。

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