光が散乱媒質中の奥深くを伝播する様子を世界で初めてスローモーション動画に記録

2021年11月09日

研究・産学連携

 京都工芸繊維大学電気電子工学系 粟辻安浩教授、同大学院工芸科学研究科博士後期課程電子システム工学専攻 井上智好さん、千葉大学大学院工学研究院 角江崇助教、神戸大学 的場修教授らの研究グループは、光が散乱媒質中の奥深くを伝播する様子の、超高速な光の振る舞いのスローモーション動画記録に世界で初めて成功しました。3次元画像技術であるホログラフィーを応用した超高速イメージング技術を用いて、光が生体組織に見立てたゼラチン中を、集光・屈折・回折といった異なる振る舞いを示しながら伝播する様子の記録・観察に成功しました。
この研究成果は、2021年11月8日に、英国Nature Researchの「Scientific Reports」に掲載されました。

  • 散乱媒質中を集光しながら伝播する光パルスを動画像で記録・観察した結果
    (a)結果の概略図 (b)実験結果