ぜんそくとアトピー性皮膚炎の新たな治療標的を同定~難治性アレルギー疾患治療への応用に期待~

2021年11月24日

研究・産学連携

 かずさDNA研究所オミックス医科学研究室の遠藤 裕介 室長の研究グループは、千葉大学の中山 俊憲 学長の研究グループと共同で、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギーを引き起こす脂質代謝経路を明らかにしました。
この成果により、病原性T細胞のACC1を人為的にコントロールすることでアレルギー性炎症を抑制し、根治治療につながると期待されます。今回の研究成果により、アレルギー疾患治療のための有効な創薬ターゲットが広がりました。
本研究の成果は、11月24日午前0時(日本時間)に米科学誌Journal of Experimental Medicine誌に掲載されました。