腸管病原菌による宿主細胞死クロストーク抑制機構の解明 ― 赤痢菌の新たな感染戦略を解明 ―

2020年07月14日

研究・産学連携

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科細菌感染制御学分野の芦田浩 准教授と鈴木敏彦 教授の研究グループは、千葉大学真菌医学研究センターの笹川千尋 特任教授との共同研究で、下痢症の主要な原因菌である赤痢菌が宿主細胞死アポトーシスとネクロプトーシスのクロストークを阻害することで感染を拡大させる生存戦略をつきとめました。
この研究は文部科学省科学研究費補助金ならびに日本医療研究開発機構などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌EMBO Journalに、2020年7月13日午後0時(中央ヨーロッパ夏時間)にオンライン版で発表されました。