光干渉効果を利用し、低コストで有機薄膜太陽電池を飛躍的に高効率化することに成功

2020年11月26日

研究・産学連携

広島大学の尾坂格教授、斎藤慎彦助教、山形大学の横山大輔准教授、京都大学の大北英生教授、千葉大学の吉田弘幸教授らの共同研究チームは、半導体ポリマーとフラーレン誘導体を用いた塗布型有機薄膜太陽電池(OPV)に、少量の長波長吸収材料を加えるだけで、大幅に発電効率が向上することを発見しました。
今後、半導体層に用いる材料を改良することで、さらに飛躍的な発電効率の向上が期待できます。
本研究成果は、2020年11月25日(水)(日本時間)にアメリカ化学会の科学誌「Macromolecules」にオンライン掲載されました。

  • 本研究で発電効率の向上が発見された増感型三元系OPVの半導体層における各材料の配置