独自の解析アルゴリズムで、アマゾン熱帯雨林の季節変化を検出 次世代静止気象衛星の更なる活用に期待

2021年02月01日

研究・産学連携

千葉大学環境リモートセンシング研究センターの樋口 篤志 准教授らが参画するNASA Ames 研究センター等との国際共同研究チームは、独自の解析アルゴリズムを次世代静止気象衛星GOES-16の観測データに適用し、アマゾン熱帯雨林の植生指標の解析を行いました。その結果、雲に隠れがちで従来の極軌道衛星による観測では検出できなかった、熱帯雨林における植生指標の季節変動に関する情報の検出に成功しました。このことは、アマゾン熱帯雨林の環境変化が地球にもたらす影響の更なる理解につながる成果として期待されます。
本研究成果は、国際学術誌Nature Communicationsに1月29日に掲載されました。

  • アマゾン熱帯雨林の植生指標次世代静止気象衛星GOES-16による、2018年のアマゾン熱帯雨林の雲に覆われていない観測データから得られた植生指標NDVIの最大値と最小値の差のマップ