腎臓の老化による慢性腎臓病の進行メカニズムを解明 ポドサイトの蛋白分解機能低下が慢性腎臓病を進行させる

2021年02月19日

研究・産学連携

千葉大学大学院医学研究院 腎臓内科 淺沼克彦 教授、医学部附属病院 牧野慎市 医員(研究開始当時 京都大学大学院医学研究科 腎臓内科学 大学院生)、京都大学大学院医学研究科 TMK プロジェクト・腎臓内科学 柳田素子 教授と、京都大学大学院医学研究科 脳神経内科学 高橋良輔 教授らの研究グループは、腎臓の足細胞における蛋白分解機能の低下が、腎老化による慢性腎臓病を進行させることを発見しました。
この成果は、慢性腎臓病が進行する原因のより詳細な解明や、進行を抑制する治療薬の開発につながることが期待されます。
本研究成果は、科学誌「アメリカ腎臓学会誌(Journal of the American Society of Nephrology)」にて2021年1月28日オンライン公開されました。

  • 腎臓内での糸球体足細胞(ポドサイト)の役割