ヒト造血幹細胞による幹細胞制御機構の分子メカニズムが明らかに 難治性血液疾患の発症機序の解明へ期待

2021年03月25日

研究・産学連携

千葉大学大学院医学研究院の髙山直也 講師、トロント大学のAlex Murison博士、John E. Dick教授、Mathieu Lupien教授らの研究グループは、臍帯血由来のヒト造血幹・前駆細胞のクロマチン状態の変化に着目し、ヒト造血幹細胞による幹細胞制御機構の分子メカニズムを明らかにしました。
メカニズムが明らかになったことにより、幹細胞制御機構の破綻で生じる白血病などの難治性血液疾患の発症機序の解明にも貢献することが期待されます。
本研究成果は、2021年3月4日、米国の国際医科学雑誌『Cell Stem Cell』に公開されました。

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    クロマチンループによるヒト造血幹細胞機能の制御