2次元物質を用いたスピン流版太陽電池-新しい光スピントロニクス機能の実現に向けて-

2022年09月01日

研究・産学連携

東京工業大学 理学院 物理学系の石塚大晃准教授と千葉大学 大学院理学研究院の佐藤 正寛教授は、原子が平面状に2次元的に並んだ物質(2次元物質)の一種で磁性絶縁体(電気を流さない磁石)であるCrハライド系の物質にギガヘルツ帯からテラヘルツ帯の電磁波を印加することで、スピン流の整流効果(特定の方向に流れが生じる現象)が生じることを理論的に明らかにしました。
本研究成果は、米国時間8月30日付の「Physical Review Letters」に掲載されました。

  • スピンポンプによる拡散的スピン流(左)と整流効果によるスピン流(右)