ボランティア

千葉県台風等被害(市原市)ボランティアツアーを実施しました

日時:令和元年12月24日
参加者 : 学生 8名、教職員 4名
場所:千葉県市原市上原203 里山ファーム

本年、関東を中心に甚大な被害をもたらした台風15号、19号及び10月25日豪雨。
市原市の里山ファームは、台風15号の強風によるビニールハウス倒壊、川の氾濫による農場全体の浸水の被害を受けました。

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千葉大学では、里山ファームの復興活動を実施いたしました。
里山ファームで以下のような活動を行いました。

(1) ビニールハウス用部品の仕分け作業
倒壊したビニールハウスの備品を今後も使用するものと災害ごみに出すものを区別するために、パッカーやビニペット等をサイズごとにコンテナに分配しました。
部品の仕分け後、コンテナ約10個分にもなり、台風が及ぼした影響を物語っていました。

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(2) ビニールハウス内の土台の修復作業
台風で損壊したイチゴを育てるための土台の修復作業。
土台側面に取り付けてあるビニールや布の取り外し及び改修作業、被覆スプリングを外し、災害ごみとなるビニール及び被覆スプリングを回収しました。
一列分の作業を行うのに30分程度の時間がかかり、復旧には多くの時間と手間がかかることを実感しました。早急な復旧を目指すために人手が必要です。

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(3)ビニールハウスの巻き上げ機材の撤去・パイプの回収
 ビニールハウスの骨組みとなるパイプの撤去作業。
約30mの長さのパイプに巻き付いたビニールを取り、巻き上げ用ビニールの撤去、解体後パイプの回収を行いました。

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◆◆参加学生からの感想◆◆
「ボランティアを通して感じたこと・学んだこと」

① 今回は学生8人で1日ボランティアに参加しましたが、やらなければいけない作業は膨大で、被災者、被災地がすぐに元の活動を再開できるわけではなく、継続的な支援が必要であるということを痛感しました。1人が1日でできることは少ないですが、一人でも多くの人が「少しでも力になりたい」という気持ちを持って積極的にボランティアに参加してほしいと思います。(融合理工学府修士・2年)

② 台風が過ぎてから数ヶ月経過すると、台風があったことも忘れられてしまう。復興のためには、マンパワーが必要であると感じた。行政が出す補助金によって、生活が直ちに立ち行かなくなることはないが、片付けて、立て直すそんな気の遠くなるような地道な作業を続けるには、被災した人に寄り添う「人」の存在が大きいと感じた。(文学部・3年)