学長が山本墨田区長と懇談を行いました

2021年11月09日

社会連携

 10月22日、千葉大学の中山俊憲学長が、墨田区の山本亨区長のもとを訪問しました。

 千葉大学は墨田区と平成29年に包括的連携に関する協定書を締結し、令和3年4月には墨田サテライトキャンパスを開設。同時にデザイン分野の総合的教育・研究拠点となるデザイン・リサーチ・インスティテュート(dri)を設置し、墨田区と連携して新型コロナウイルスワクチン接種会場誘導サイン作成や、商店街・空き家の課題解決に取り組む等、実践を通した分野横断的なデザイン教育・研究を展開しています。

 懇談において中山学長は、高いワクチン接種率等が評価されている墨田区の取組みについて、「キャンパスのワクチン接種会場への活用、誘導サイン作成や接種業務への学生の協力など、墨田区民の皆様のワクチン接種に貢献でき、千葉大学としても嬉しく思う。」と話し、これに対し山本区長より「誘導サインに加え、人流解析についても協力いただき感謝している。区の対策につなげている。」との言葉をいただきました。
ワクチン接種会場誘導サインは複数のデザイン賞を受賞したほか、同区以外の会場でも活用されており、区と大学の連携による成果が着実にあがってきています。今後は文化財保護など多分野においてさらに連携をしていくことを確かめ合い、短い時間ではありましたが活発な意見交換が行われました。

  • ワクチン接種会場で配布されるペーパーファイルも誘導サインの一部。区民から「虹色ファイル」と呼ばれている
    (左から中山学長、山本区長)

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