第25回千葉大学移民難民スタディーズ研究会
外国につながる若者との参加型アクションリサーチ
日時:12月21日(木)15:00-16:30
場所:オンライン(Zoom)開催
司会:小林聡子(千葉大学大学院国際学術研究院)
報告者:徳永智子(筑波大学人間系教育学域 准教授)
報告概要
地域で育ち、学ぶ、外国につながる子どもや若者たちが増えています。しかし、日本の義務教育にあたる期間を日本以外の国で過ごしてきた子どもたちや、日本の高校受験制度をなんとか突破し、日本の高校に通う外国につながる生徒たちは、進学や就職に関して十分な支援を受けることができなかったり、身近なコミュニティにおいても疎外感を感じてしまったりすることがあるといわれています。
今回の研究会では、筑波大学の徳永智子氏を講師としてお迎えし、徳永氏らが日本における外国につながる若者たちや実践者との協働のもとに進めてきた「参加型アクションリサーチ(PAR)」に関するご経験とその課題や展望についてお話いただきます。特に、こうした子どもたちが通う東京都立定時制高校において高校・NPO・大学との三者協働を深め、若者たちのエンパワメントにつなげてきた成果を記した著書『外国につながる若者とつくる多文化共生の未来』(編著:徳永智子、角田仁、海老原周子;明石書店;2023年)を中心に、複数の地域において実施するPARの過程に焦点をあて、「失敗」や「成功」に関して議論します。同時に、千葉における外国につながる若者とともに実施するPARの意義や今後の展開について、ディスカッションを行います。
参加方法
お申し込みの受付は終了いたしました。