研究成果・活動報告
Research & Activities

第2回 移民難民スタディーズ研究会 案内

第2回 移民難民スタディーズ研究会 案内

外国につながる子どもの現状と課題 and千葉

日時:2020年8月31日(月) 10:00~12:00
オンラインZoom 会議

報告者

1.「外国人児童生徒を受け入れと学校教育の課題」土田雄一(千葉大学教育学部)
2.「千葉県内の地域日本語支援活動における子ども支援の展開」相良好美(千葉大学特任研究員)
3.「移動する子どもの居場所」小林聡子(千葉大学国際教養学部)

令和元年6月、「日本語教育推進法」が制定され、「我が国に居住する外国人が日常生活及び社会生活を国民と共に円滑に営むことができる環境の整備に資する…国、地方公共団体及び事業主の責務を明らかにする…多様な文化を尊重した活力ある共生社会の実現に資する…」ことが示された。そして令和2年7月、文部科学省から「外国人の子供の就学促進及び就学状況の把握等に関する指針」が出され、教育の現場への自治体としての公的な対応が迫られることになった。すでに多様化の状況にある千葉県内においても外国人児童生徒らの日本語教育や就学状況に関する全体的な調査が求められるとともに、現場の教職員や保護者の観点、ノンフォーマルな教育支援、そして友人関係といった社会的側面についての検討も必要である。

本研究会では、土田が千葉県内の学校現場における外国人児童生徒受け入れの現状と課題を教師教育の観点から概観したのち、相良が県内の学校外における子どもへの地域日本語支援活動の現状と課題に関して論じる。小林は移動する子ども達の居場所の構築への手がかりとして、言語と空間の認識に着目した事例研究を紹介する。移動する子ども達にとって重要な3つの場ー学校、地域日本語支援の場、居場所ーという観点の考察を踏まえ、今後の研究の展開について皆さんと考えていきたい。

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