学生生活上の諸注意

学生生活上の諸注意

マナーとモラルの向上

 「マナー」とは社会の中で守るべき礼儀・作法であり,人間関係の基本的なつながりを作り上げるために必要なものです。皆さんは社会の中で立派な大人として扱われる大学生となっています。 社会の一員としてのマナーを守り,お互いが気持ちよく生活できるよう,心がけてください。

キャンパスルール

自転車の走行・駐輪のマナー

 キャンパス内は,良好な教育環境を保持するとともに,歩行者の安全を確保するために,車両等の入構規制を行っています。
自転車を利用する場合は…
【禁止事項】
・飲酒をした上での運転
・片手運転(スマホ・携帯電話での通話や操作・傘をさす・荷物を持つ等による)
・ヘッドホンを使用した状態での運転
・夜間無灯火での運転
・車道が原則・歩道は例外
・車道右側通行は禁止(車道の左側に寄って通行)
・並進禁止
◆駐輪は,指定された駐輪場に施錠して止めましょう。
◆歩行者の安全を確認しながら運転し,夜間はライトを点灯させましょう。
◆西千葉キャンパスの駐輪ステッカーは,生協ライフセンター内「住まい・アルバイト紹介カウンター」で購入できます。ステッカーの無い自転車や指定駐輪場以外に止めてある自転車は,撤去されることがあります。
◆通学用の自転車のみが登録できます。キャンパス内で移動するための自転車の持込みは禁止しています。
千葉県内等で自転車を利用する方は,自転車保険等(自転車事故により,相手方へ与えた損害を補償する保険・共済)へ加入が義務付けられています。(千葉県内は令和4年7月から義務化)
歩行者に追突すれば相手を死亡させてしまうこともあり,自動車と同様,刑事的に重過失致死傷罪などに問われ,民事的にも損害賠償請求される可能性があります。運転には十分注意するとともに,必ず保険等に加入しましょう。
駅前の駐輪,ちょっと待って
西千葉駅前・みどり台駅前や路上等の違法駐輪が問題になっています。駅前や店舗前スペースへの違法駐輪は近隣住民の方々の通行の妨げになっており,特に小さな子どもや身体の不自由な方々にとっては大変危険なものです。
また,駅周辺は「自転車等放置禁止区域」とされており,所定の駐輪場以外に駐輪された自転車は駐輪時間に関係なく撤去の対象となります(保管場への引き取り・保管手数料の支払いが必要です)。必ず所定の駐輪場を使用しましょう。

キャンパス内の火気使用は禁止

 グラウンドやかたらいの森など,キャンパス内での焚き火や花火,バーベキュー等の火気使用は一切禁止しています。

構内のゴミの分別

 講義室や談話室等に放置されている空き缶や弁当の空き容器などが目に付きます。自分で飲食した後の片付けは最低限のマナーです。自分 で出したゴミは自分でゴミ箱に捨てましょう!なお,ビン・缶・ペットボトルなどは分別回収していますので,皆さんのご協力をお願いします。
また,ゴミ処理には多額の経費を要します。サークル活動等から出るゴミについても分別を行ってください。特に粗大ゴミについては,物品の買い替え時 に引き取りを原則とするなど,ゴミの減量に努めましょう!
なお,家電リサイクル法による家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機等)は,大学内での廃棄はできません。自転車も同様です。各自で責任を持って処分してください。

ミックス古紙回収

 紙は大学で大量に使われる資源の一つであるため,3R(リユース・リデュース・リサイクル)を推進することが求められています。千葉大学では,とくに「リサイクル」の観点から千葉大学独自の取り組みである「ミックス古紙回収システム」を導入しています。
このシステムは,資源古紙とは別に,メモ用紙やお菓子の空き箱など,汚れがなく束ねられない紙ゴミを「ミックス古紙」として,専用の黄色いカートで回収するという千葉大学独自のシステムです。
日常でよく排出される,可燃ゴミ,缶,ペットボトル,ビン,ミックス古紙の5種類に関しては,各ゴミ箱に分別表示ポスターを掲示し,分類したのちに回収を行っています。

地域のゴミ出しルールを守ろう

 大学周辺地域において,指定日時以外にゴミ出しをしたり,空き地に捨てるなど,学生のゴミの出し方が問題視されています。
千葉市では,各家庭から排出されるゴミは,種類毎に分別し,種類毎に指定された曜日・場所に出すことになっています。千葉市内で下宿生活を送っている学生は,このゴミ出しルールに従い,地域の一員としてルールとマナーを守って,ゴミを出すようにしてください。分別していないゴミは,処理できず放置される原因にもなります。ゴミの出し方(種類の分け方等)が分からないときは,自治体のHP等で確認してください。
ゴミの分別・排出ルール
1.きちんと分別して出す
2.各地域で決められたゴミステーションに出す
3.収集日の早朝から朝8時までに出す
4.決められた容器で出す

懲戒処分について

 学生が本学の規則に違反し,又は学生としての本分に反する行為があったときは,「千葉大学学生の懲戒に関する規程」に基づき懲戒処分が課せられます。 日頃から節度ある行動を心がけてください。

停学処分を受けると,卒業要件としての在学期間(修業年限)が不足し,
卒業時期が延期(=いわゆる「留年」)となります!

 
懲戒処分の種類 戒告・厳重注意:口頭・文書での注意により戒めるもの
停学:一定期間,教育課程の履修・課外活動等を禁止すること
放学:修学の権利をはく奪し,学籍関係を終了させること

■懲戒処分の例
※実際の処分内容は個々の態様を勘案して決定します。

懲戒理由 懲戒処分の内容
不正行為
(試験,実習等)
本学試験等におけるカンニング 停学
本学試験等において監督者の注意または
指示に従わなかった場合
犯罪行為等 強盗,窃盗,傷害,強制わいせつ,盗撮 等 放学または停学
SNS等での不適切な言動,証明書類等の
不適切使用,ハラスメント 等
停学または
戒告・厳重注意
 上記の行為をはじめとする非違行為や学生の本分に反する行為は,法的・倫理的に責任を問われる行為です。
また,学生を含む本学構成員の言動は,想像以上に社会の関心を集めることがあります。
ごく一部の学生による不適切な行為であっても,本学全体の社会的信頼を損ない,他の学生の学業や課外活動,その他構成員の教育研究活動等,大学の諸基盤を揺るがす可能性があることを十分に認識しておいてください。

インターネット上でのトラブルに注意

SNS(ソーシャルネットワークサービス)でのトラブルに要注意

 インターネットの掲示板,ブログ,SNSなどで個人情報・プライベートを公開したり,面白半分で虚偽(飲酒運転をしたなど)を書き込んだり,他人を誹謗中傷したりした結果,問題が起きるケースが増加しています。これらの場合は,千葉大学でも厳しく対応しています。
SNSや配布物で利用している全ての写真・画像・イラスト等のコンテンツを確認し,著作権等の確認ができない不明なコンテンツは至急削除や回収を行ってください。
ツイッターやフェイスブックを含むSNSで忘れてはならないことは,情報が伝達されるのは友達だけでなく,広く世界中にオープンになっているということです。
“匿名”,“仲間内だけ”,“この程度なら” と何気なく投稿したものでも,就職活動に影響したり,取り返しのつかないトラブルに陥いることがあります。自分の行動がどのような結果を引き出すのか,よく心得て行動してください。
個人情報に関する守秘義務の重要性を正しく理解し,一人ひとりが責任ある言動をとる必要があります。
ネットリテラシーの基本
●ネットは世界中の人が見ている
●ネット情報を鵜呑みにしない
●面と向かって言えないことはネットでも言わない
●ネットに一度出たものを全て回収することは不可能
●ネットで行ったことは通信事業者に記録が残っている

情報セキュリティ保護に関する注意

 C-csirt(千葉大学情報危機対策チーム)の公式Twitterアカウントです。今注意が必要なマルウェア付きメール等のサイバー攻撃の情報や,その他セキュリティ関係のお知らせをツイートしています。
https://twitter.com/ccsirt
安易な気持ちで個人情報などの重要な情報を他人に渡してしまい,トラブルになるケースが増えています。アンケート記入等,住所,氏名,電話番号,メールアドレス等情報の提供を求められた際は,特に慎重に取り扱うようにしてください。
※ 不審者が警察等を名乗り,電話で個人情報を聞き出そうとする事案が発生しています。相手の所属部署等を確認し,インターネットで検索する,あらためて番号非通知で電話をかけ直す等,落ち着いて対応してください。
※ 実習やインターンシップで知り得た情報を漏洩した場合は,大学として厳しい処分を行います(法律で罰せられる場合もあります)。

日常の安全

 以下のことに十分注意をして,日頃からインターネット上でのトラブルに巻き込まれないよう心がけましょう。
◆写真を撮影すると位置情報が記録されることが多く,住所等を公開することになりかねない。
◆合宿等で不在であることが知れると,空き巣狙いの被害に遭う可能性が高くなる。
◆スマートフォンやパソコンの紛失や盗難に注意。データのバックアップも重要。
◆サークルの名簿等,個人情報のデータを不用意に持ち歩かない。ファイルにパスワードをかける。
◆パソコンはもちろんスマートフォンでも,ウィルスやスパイウェア感染の恐れがある。対策ソフトを使用する。

周囲の人に思いやりを,あなたの体にも思いやりを

飲酒に関する注意

20歳未満の飲酒は「二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律」により禁じられています。
キャンパス内は原則として飲酒は禁止となっています。
新入生歓迎コンパ等での“イッキ飲み”等による急性アルコール中毒事故が多発しています。場合によっては“死” に直面する重大事です。
◆お酒の無理強いはやめましょう!
◆先輩からすすめられても安易に飲まず,断る勇気をもちましょう!
もちろん成人であっても同様です。皆さんの中にはお酒を全く飲めない人もいるのです(日本人の約44%が体質的に飲めない。)から,お互いに十分注意しましょう。
アルコールハラスメントを知っていますか?
「イッキ飲み」などの飲酒強要や,意図的な酔いつぶし,酔った上での迷惑行為,お酒の席でのセクシュアルハラスメントや暴力などは人権侵害です。「酔った勢い」では決して許されない行為です。絶対にやめましょう。
酔いつぶれた人の,命を救う4回のチャンス
チャンス1.イッキはさせない,酔いつぶさない
チャンス2.酔いつぶれた人を絶対1人にしない
チャンス3.横向きで自然に吐かせる
チャンス4.おかしいと思ったら,ためらわず救急車を

喫煙のマナー・ルールを守って

キャンパス内は全面禁煙です。
大学構内はもとより,大学近隣の公園や路上等,公共の場所についても,受動喫煙防止のため禁煙とされている場所があります。大学外で喫煙する場合にも,受動喫煙を防止するよう努めてください。また,他者に迷惑をかける行為は厳に慎むよう心掛けてください。

詳しくはこちら(国立法人千葉大学 総合安全衛生管理機構)
国立法人千葉大学 総合安全衛生管理機構

薬物乱用の防止

「いつでもやめられる」「一度だけなら…」は間違い!
大学生が大麻所持,吸引及び栽培等で逮捕される事件が,報道等で報じられて います。
大麻は,それを所持すること自体が「大麻取締法」により禁じられています!
きっかけはたった一度の軽い好奇心でも,気付かないうちに依存症に陥り,本人の健康のみならず精神をも致命的に破壊し,大切な家族・友人関係,そして貴重な学生生活が台無しになってしまいます。
薬物は,今やインターネットや携帯電話等の普及によって,誰にでも手に入ると言われるほど急速に私達の身近に忍び寄っており,決して他人事ではありません。
学生の皆さんには,薬物所持等が犯罪であること,そして薬物乱用の恐ろしさを改めて認識し,千葉大学の学生としての本分を自覚したうえで,良識のある行動をとるよう心掛けてください。

気をつけたいマナー違反

 毎年,大学の近隣住民からの苦情があります。
気付かないうちにマナー違反をしてしまっている,ということのないように十分に注意してください。
◆スケートボード・電動キックボードの利用禁止場所での迷惑行為。
◆夜間の大音量での音楽練習等の行為。
◆登下校中に道いっぱいに歩いていて住民の通行を妨げている行為。
◆飲食店付近等に大人数でたむろし,座り込んだり,奇声を発する行為。
◆近隣(特に駅前)での違法駐輪。
◆自転車やランニング等でのスピードの出し過ぎにより歩行者に危険を感じさせる行為。
◆歩きながらや自転車に乗りながらのスマートフォンや携帯電話を使う行為。 (大事故を誘発する恐れのある非常に危険な行為です。)

盗難・落し物・勧誘…気をつけて

盗難の防止

 キャンパス内での,盗難や置き引きが増えています。構内は人が比較的自由に出入りできることもあり,学内だからといって油断しないよう,特に次のことに気をつけてください。
◆所持品から目を離さないようにしましょう。
◆現金,貴重品は肌身から離さず身に付けておきましょう。
◆講義室や食堂,図書館等で荷物を置いたまま席を離れないようにしましょう。
◆体育施設使用時は,貴重品ロッカーを使用しましょう。(貴重品の一時的な保管に利用)
◆サークル会館等の部屋には貴重品を置かないようにしましょう。
◆自転車等には必ず鍵をかけ(できればダブルロック),長期放置しないようにしましょう。
万一,盗難に遭った場合は直ちに各学部の学務担当窓口に連絡をしてください。

遺失物について

 学内での遺失物は,近くの事務室にお問い合わせください。キャンパス内の拾得物については,原則として3か月間保管し,保管期間を過ぎたものは処分いたします。
落し物をした場合
◆落とし主が特定できた場合
特定できた時点で,連絡をします。ご自身の所属学部・研究科,学生支援課等から連絡がありますので,どこから連絡があったのかをよく確認してください。なお,落とし主が特定できた場合でも,本人またはご家族と直接連絡が取れなかった場合は,連絡した日から3か月間保管した後に,破棄処分いたします。
◆落とし主が特定できなかった場合
届出のあった各事務室では,拾得物が最初に届けられた時点から起算して,3か月後に全て処分します。
落し物を拾った場合
近くの事務室まで届けてください。事務室が閉室している場合は,正門守衛所へ届けてください。
◆現金(財布)を拾った場合
学生支援課または,最寄りの交番・警察署へお届けください。

緊急連絡先

 学内で不審者を目撃したとき,事故等で救急車を呼んだとき等は,速やかにその場から警備員等に連絡してください。
◆西千葉キャンパス
正門守衛所 TEL 043-290-2082
◆亥鼻キャンパス
守衛室 TEL 043-226-2004(内線5008)
◆松戸キャンパス
学生生活担当 TEL 047-308-8715(平日8:30~17:00まで)

カルト勧誘に注意

大学の内外で,食堂やベンチなど1人でいる時に,「一緒にサークル活動しよう」と身分を隠して学生に声を掛けて勧誘する団体がいます。
また,TwitterなどSNSでも千葉大学生と偽り「一緒にサークル活動しよう」と勧誘してきます。
勧誘する活動の内容は,各種スポーツ,音楽活動,ボランティアなど多岐にわたります。
初めは“友達づくり” といった軽い気持ちで参加しても,だんだんと抜けられなくなり,学生生活や人間関係に支障をきたす場合がありますので,くれぐれも注意しましょう。
※カルト
集団の主義や教義の下に,強制的な勧誘や信仰の強要などの人権侵害が行われる反社会的な団体を指した言葉として使用しています。
◆関心がないことは,話を聞かずに「お断りします」とはっきり伝える。
◆個人情報(名前,電話番号,LINEの情報,住所等)をむやみに教えない。
◆おかしいと感じたら,すぐに相談窓口に相談すること。
カルト相談窓口 E-mail cultsoudan@office.chiba-u.jp

悪質商法に注意

 18歳からおとなです。契約トラブルにご注意をしましょう!
学生を狙った悪質商法が多発しています。巧妙な手口で社会経験の少ない学生の皆さんを狙ってきます。

 -巧みな誘いや儲け話には乗らず,きっぱりと断りましょう!-

◆キャッチセールス…「アンケートに答えてください」などと街で声を掛け,事務所などに連れて行き高額な商品等の売買契約をさせる。
◆マルチ商法…「人を誘って入会させれば絶対に儲かる」などのうまい話から会員にさせ,高額な商品をたくさん買わせる。
◆アポイントメントセールス…販売の目的を告げずに喫茶店や事務所に呼び出して,契約しないと帰れない状況にして高額な契約を結ばせる。
◆架空請求…身に覚えのない情報サイトから請求メールが届く。
(請求元には絶対に連絡せずに,一切無視すること。)
※クーリング・オフ制度:いったん契約後,所定の期間内(訪問販売8日間,マルチ商法20日間)であれば,書面を以って,申込みの撤回や解除ができます。
クーリングオフについて詳しくは,
または困ったときは…
千葉市消費生活センター 
TEL 043-207-3000(相談専用)まで連絡を。