平成29年度の主な活動
新入生サポート会
キャンパスクリーン活動に参加
場所:千葉大学西千葉キャンパス
主催:千葉大学
キャンパスクリーン活動とは、千葉大学教職員による構内清掃活動です。
日頃利用しているキャンパスをきれいにするため、ふれあいの環の学生も参加させていただきました。
清掃のお手伝いだけでなく、一緒に参加している教職員の方々とも交流もでき、非常に有意義な活動となりました。
第9回ふるさと田中みこしまつりに参加
主催:ふるさと田中みこしまつり実行委員会
ふるさと田中みこし祭りにふれあいの環の学生が参加しました。
田中みこし祭りは柏市のお祭りで、毎年、千葉大学柏の葉キャンパスの目の前(柏の葉キャンパス駅前ロータリー)で行われています。
ふれあいの環は3年前から、柏市への貢献を主な目的とし、お神輿の担ぎ手として参加させていただいています。
お神輿を担ぐなかで地域の方とも交流でき、非常に充実した時間を過ごすことができました。
第13回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウムに参加
主催:日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク
場所:札幌学院大学(北海道江別市)
ノートテイク会が日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワークが主催するシンポジウムに参加し、ポスター発表を行いました。
このシンポジウムは全国の大学における聴覚障害学生支援の実践に関する情報を交換することで、今後の聴覚障害学生支援体制を発展させることを主な目的とするものです。
◆千葉大学ノートテイク会とは◆
~ノートテイク会の活動~
学内の聴覚障害学生の受講する授業に出向き,“ノートテイカー(通称テイカー)”として,音声情報を聞き取ったままにPC で打ち込みます。打ち込まれた文字を聴覚障害学生がiPad
で見ながら授業を受けます。学外や実習でPC が使えないときには,手書きテイクをすることもあります。
第52回 Universal Festivalを開催
場所:千葉大学けやき会館 大ホール
主催:千葉大学国際教育センター
企画・運営:CISG(千葉大学国際学生会)
協賛:千葉ユネスコ協会
協力:千葉大学ノートテイク会
後援:千葉市、千葉市教育委員会
Universal Festival(以下UF)は、留学生との交流と相互理解を促進することを目的としたイベントで、年に2回開催しています。
留学生が自分の国について発表を行うステージ発表がメイン企画です。発表の後には交流会もあり、それぞれの国の伝統料理を留学生が振る舞います。
第52回UF ではイタリア、韓国、中国、マダガスカルの留学生が発表を行いました。
カタリベカフェ開催
場所:総合学生支援センター2F 「ふれあいの環」
主催:学生コミュニティ支援団体 ピア
「カタリベカフェ」は、月に1回ペースで開催しています。様々なテーマのもとで、飲み物を片手に参加者同士で語り合うイベントです。他の人の意見をききたい・・・いろいろな人と話してみたい・・・など参加の動機はいろいろ。
ふらッとカフェに立ち寄るような気分で参加できるイベントです。
今年度のテーマは
・あなたの大切な価値観は?
・仲良くなるためにしたいことは?
・千葉大生は将来の夢をみるか?
などがあります。
前期と後期に毎月1回程度開催しており、平成29年度は6回開催しました。
ピアは学部・学科、部活動・サークル以外の繋がりづくりを目指しています。新歓期を過ぎると、新しく増える友人は少ないと思います。そのため、ピアでは枠にとらわれないコミュニティの創造を目指しています。
知り合い以外とも話してみたい人、様々な意見を聞いてみたい人、誰かと熱く、深く語りたい人がカタリベカフェに参加しています。
年賀状プロジェクト
主催:ふれあいの環5団体合同
日頃からお世話になっている教職員の方々に、年賀状を製作しお渡ししました。
また平成29年7月にも、暑中見舞いを作成し、お渡ししています。
ふれあいの環は昨年から、柏市への貢献を主な目的とし、お神輿の担ぎ手として参加させていただいています。
一緒にお神輿を担ぐことで地域の方との交流もでき、非常に充実した時間を過ごすことができました。
「3.11を想う」を開催
主催:ふれあいの環5団体合同
震災の風化防止を主な目的として、毎年3月に開催しています。
活動内容は、黙祷や語り合いです。
東日本大震災に思いを馳せ、参加者ひとりひとりが震災について、これからの自分達について考える機会を提供しています。
活動を振り返って
「ふれあいの環」 会長 融合理工学府博士後期課程 1年 小林 篤史
この1年間、富岡小学校支援や東北震災ツアーを始め、様々なボランティア活動を企画・運営させていただきました。
ボランティア活動を運営する中で、あることに気づきました。それは、任された作業や仕事が終わった学生のほとんどが「何かできることはありますか?」と聞きにくることです。あるいは終了していない他者の仕事を自主的に手伝う場面もよく見受けられ、学生が非常に積極的であることが感じられます。
このことついて「積極性のある学生だからボランティア活動に参加している」という見方もできますが、私は「ボランティア活動が学生を積極的にする」という側面も大きいのではないかと考えています。
なぜなら学生がボランティア活動に参加すると、「人の役に立つ為に活動している」という使命感を少なからず持つと考えられるからです。この使命感ゆえに、自分の手が空くと他の貢献できる何かを探して行動するのです。これは、例えばアルバイトなどとは違い、対価や見返りを求めないボランティア活動だからこそ生まれる積極性ではないでしょうか。
そしてこの使命感と積極性に基づく行動は、学生一人ひとりに新しい発見やこれまでにない経験をもたらします。これこそ学生ボランティア活動における学生の学びであり、活動の意義ではなかろうかと思うのです。
最後になりますが、活動を支えて下さった千葉大学教職員の皆様、参加して下さった学生の皆様、
また活動の機会を与えて下さったボランティア先の皆様に心より感謝申し上げます。
「ふれあいの環」 副会長 工学部 4年 秋山 光
大学生活では勉学だけでなく、課外活動等で様々な経験をしてみたい。4年前、入学当時の私は、そのようなことを考えていました。それから4年間、私のふれあいの環での活動を通して、大きく成長できたように思います。特にこの4年間、私が活動を「継続」して行うことができたことは、誇れることであると感じています。
「継続は力なり」ということわざがあるように、何かを続けるということは、簡単なようでとても難しいことです。継続して活動を行う際に原動力となるのは自分が楽しむことだと私は思います。どんな活動のときも自分が楽しくなるように創意工夫をしたり、仲間の存在というものも自身の活動を楽しくする大きな要因です。これからふれあいの環の活動の中心となっていく後輩には、自分が楽しくなるようにのびのびと活動をしていってほしいです。
また、私たちふれあいの環の活動自体を「継続」して行えてきたことは、私たちの大先輩と教職員の方々が、千葉大学をよりよくしようと奮闘してくださった成果であります。私の4年間のふれあいの環での活動に関わっていただいたすべての人に感謝を申し上げます。
これからも、ふれあいの環の活動は、後世に引き継がれていき、より盛り上がっていくことと思います。ぜひ、その中で得た経験、仲間を大切に今後の自身への糧をしていってください。
「ふれあいの環」 代表 法政経学部 3年 新井 悠介
「支援」。この2文字の言葉を聞くと、人々はどのような支援を思い描くのでしょう。復興支援、障碍者支援、就労支援など、世の中には実に多種多様なかたちの支援があります。その中でも、私たちふれあいの環の学生は、学生が学生を支援する、という活動を行っています。しかし、学生が学生を支援する、と簡単に言っても、この活動は非常に奥の深いものです。私はふれあいの環での活動を通して、この活動の重要性を強く実感しました。
困っている学生がいるなら力になりたい。もっともっと笑顔あふれる大学にしたい。そんな気持ちが心の底にありました。政府が行うような大規模な支援は私たちにはできません。しかし、ちょっとしたことでいいのです。同じ学生だからこそできる、という強みを生かして活動を続けていけば、笑顔を与えることができる、ということに気づきました。私たちの活動がたくさんの笑顔を生む。そして、支援という形で他人のために行っていたことが、いつしか自分自身も笑顔にしてくれる。とても有意義な活動であると感じました。
私はこの活動において、感謝しなければならないことが大きく2つあります。
1つ目は、ふれあいの環に出会えたことです。2つ目は、教職員の方々です。大学生活はあっという間に終わってしまいます。そんな貴重な時間の中で、ふれあいの環の活動を通して様々な経験をすることができました。支援には正解もゴールもありません。そんな支援の在り方について、同じベクトルを向きながらも時にはぶつかり合って議論したこと。支援を通して笑顔を与え、与えられたこと。学生だけではなく教職員や地域の方々も含め、たくさんの人と出会ったこと。他にも数え切れないほどたくさんの経験をしました。これらの経験で得たことを、残りの学生生活、そして社会へ出たあとも胸に刻んでいたいと思います。
千葉大学ノートテイク会 教育学部 4年 永瀬 綾香
「耳の代わりになる」初めて聞いたときの衝撃は今でも覚えています。入学式,あんなにも緊張した中で大きなスクリーンに映し出された字幕だけは鮮明に覚えています。それがノートテイク会との初めての出会いでした。それから4年間,多くの経験をさせてもらいました。
今まで多くの人に支えられてきたし,今度は自分が誰かのために生きたいと思いノートテイク会に入りました。でも,言葉にするのは簡単で,実際に活動するにはそれに見合った力量が必要でした。そもそも大学に入るまでに数えるほどしかパソコンに触ったことがない私にとって「聞こえた音を文字にする」ノートテイクは困難の連続。正直,足手まといになるだけだし,やめたほうがいいのではと考えたこともあります。しかし,それでも4年間続けられたのは会のメンバーの存在でした。声をかければ個別練習に駆けつけてくれる同期。不安になって相談すれば親身になって聞いてくれる仲間。改善したほうがいい点を教えてくれる利用者の方々。誰かのために活動したいと思っていましたが,逆に多くの人に支えてもらい温かさを感じました。
学生が学生を支援するピアサポートは,だれでも体験できるものではありません。そういった中で4年間も活動させてもらって得たものは今後の人生にとってとても有益なものになると思います。4年間貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
ボランティア活動支援学生スタッフ 代表 法政経学部 3年 田代 智也
千葉大学に「ボランティア学生支援」というものがあるということを知ったことから、私が「ふれあいの環」で活動が始まりました。高校生の頃から子どもたちとのキャンプなどボランティア活動に関わっていましたが、誰かにボランティアをしてもらえるように活動をするとは、思ってもいませんでした。
そこから約3年、学生スタッフの代表を一年間務めさせて頂いた今、一番感じていることは、「ボランティアの可能性」です。学生スタッフとして継続的にボランティアに参加させていただくことで、新たにたくさんの方々と出会い、関わることができました。富岡第一・第二小学校の運動会でよさこいを踊ったり、ちばシティサバイバルキャンプでロープワークを学んだり、普通の学生生活ではできないこともやらせていただきました。ボランティアだからこそできたことも数多くあり、多くの人と関われたことは私にとって大学生活の財産となっています。この経験は、学生スタッフのみんなで動いているからこそ実現することであり、職員のみなさんのご協力がなければ、実現しないものばかりでした。また、普段からご協力いただいている地域の方々にも感謝しながら、私たちは活動しなければならないと思っています。学生は入れ替わっていきますが、団体の「学生が学生を支援する」という概念は変わりません。
これからも私たち、そしてボランティアに関わる学生を応援していただければ、嬉しいなと思います。
Copyright (C) Chiba University. All Rights Reserved.