水島 治郎Jiro Mizushima
職位 | 教授 |
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学歴 | 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了 博士(法学) |
職歴 | 日本学術振興会特別研究員(PD) 甲南大学法学部助教授 千葉大学法経学部助教授、同准教授、同教授を経て現職 |
専攻分野 | オランダを中心とするヨーロッパ政治史、ヨーロッパ比較政治 |
研究業績
著書
2018年 | 共著書『社会への投資 <個人>を支える <つながり>を築く』三浦まり(編著)、岩波書店、2018年、総ページ数298頁(担当部分は、第二章「自立・参加・コミュニティ -オランダにおける社会的投資戦略への転換」31-58頁) |
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2016年 | 共著 中野智世ほか編『近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史』勁草書房(「もうひとつの「近代政治」―オランダのカトリック政党と「豊かなローマ的生活」」123-137頁) |
2016年 | 編著『保守の比較政治学―欧州・日本の保守政党とポピュリズム』岩波書店 |
2016年 | 『ポピュリズムとは何か―民主主義の敵か、改革の希望か』中央公論新社(中公新書) (同書にかかる書評・特集記事の掲載は以下の通り。朝日新聞・毎日新聞・読売新聞・日本経済新聞・産経新聞・東京新聞・北海道新聞・週刊東洋経済・週刊読書人・週刊文春・中央公論・生活経済政策他) |
2012年 | 単著 『反転する福祉国家 -オランダモデルの光と影』岩波書店(第15回損保ジャパン記念財団賞受賞) |
2012年 | 編著 『千葉市のまちづくりを語ろう』千葉日報社 |
2011年 | 共著 『社会保障と福祉国家のゆくえ』ナカニシヤ出版(「ワーク・ライフ・バランス―『健康で豊かな生活のための時間』を目指して」183-205頁) |
2010年 | 編著 『労働―公共性と労働-福祉ネクサス』勁草書房(「新たな労働のあり方を求めて」1-10頁,「雇用多様化と格差是正―オランダにおけるパートタイム労働の「正規化」と女性就労」251-270頁) |
2009年 | 共著 『労働と福祉国家の可能性 労働運動再生の国際比較』ミネルヴァ書房(「オランダの労働運動―コーポラティズムと対抗戦略」197-213頁) |
2008年 | 共著 『キリスト教民主主義と西ヨーロッパ政治』木鐸社(「キリスト教民主主義とは何か―西欧キリスト教民主主義概論」19-44頁,「オランダにおけるキリスト教民主主義―その危機と変容」127-155頁) |
2006年 | 共著 『比較福祉政治―制度転換のアクターと戦略―』早稲田大学出版部(「福祉国家と移民―再定義されるシティズンシップ」206-226頁) |
2004年 | 共著 『都市から考える公共性』東京大学出版会(「アムステルダムにおける『都市と公共性』」293-305頁) |
2004年 | 共著 『アクセス地域研究Ⅱ 先進デモクラシーの再構築』日本経済評論社(「オランダ―コンセンサスデモクラシーからの離陸?」127-146頁) |
2002年 | 共著 『福祉国家再編の政治』ミネルヴァ書房(「大陸型福祉国家―オランダにおける福祉国家の発展と変容」 117-148頁) |
2002年 | 共著 『現代の宗教と政党』 早稲田大学出版部(「西欧キリスト教民主主義―その栄光と没落」31-63頁) |
2001年 | 単著 『戦後オランダの政治構造―ネオ・コーポラティズムと所得政策』東京大学出版会論文 |
論文
2017年 | 「「ハイブリッド型」としてのアメリカ?―グローバル・ポピュリズムのなかの現代アメリカ政治」生活経済政策242号13-17頁 |
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2017年 | 「「ひとり政党」の一人舞台はならず―2017年オランダ総選挙とポピュリズム政党」世界895号203-214頁 |
2017年 | 「ポピュリズムは「大衆迎合主義」か―見えてくるメディア側のディレンマ-」Journalism324号12-19頁 |
2015年 | 「民衆の代表」か「防疫線」か―ベルギー・フランデレンのポピュリズム政党 」千葉大学法学論集29巻4号1-25頁PDF |
2015年 | 「「理想の国」のポピュリズム―スイス国民党と国民投票」千葉大学法学論集29巻3号1-21頁PDF |
2014年 | 「オランダ:社会的投資戦略への華麗なる転換?」生活経済政策214号14-18頁 |
2014年 | 「ポピュリズムとデモクラシー」千葉大学法学論集29巻1=2号125-147頁PDF |
2008年 | 単著 「ポピュリズムの政治戦略―オランダ政治とフォルタイン」日蘭学会会誌33巻1号1-19頁 |
2008年 | 単著 「オランダ―グローバリゼーション下の小国政治」甲南法学48巻4号41-70頁 |
2006年 | 単著 「オランダにおける新たな雇用・福祉国家モデル」思想983号167-184頁 |
2005年 | 単著 「中間団体と公共性―オランダにおける『中間団体政治』の展開」公共研究2巻2号142-176頁 |
2004年 | 単著 「『現代的キリスト教民主主義政党』の模索―オランダにおけるキリスト教民主主義の変容」千葉大学法学論集19巻3号89-125頁 |
2003年 | 単著 「オランダにおけるワークシェア改革―『給与所得から就労へ」海外社会保障研究144号53-66頁 |
2002年 | 単著 「オランダにおける反移民新党の躍進―『ポストモダンの新右翼』の出現?」海外事情50巻10号64-79頁 |
社会的発信
2018年3月29日 | コメント掲載「憲法考 下」『読売新聞』 |
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2018年3月1日 | コメント掲載「伊総選挙 大衆迎合の波」『朝日新聞』 |
2017年12月29日 | オピニオン記事「グローバル化で復権する中世都市」『日本経済新聞』 |
2017年12月25日 | コメント掲載「先進国民主政どこへ 衰えぬポピュリズム」『日本経済新聞』 |
2017年12月 | 「民主主義下の王制の条件。映画「ヒトラーに屈しなかった国王」から考えるポピュリズムと民主主義の下での王制のあり方」『潮』706号、96-101頁 |
2017年10月29日 | インタビュー記事「2017衆議院選分析 マクロンになれなかった小池氏と期せずしてマクロンになった枝野氏」『週刊金曜日』 |
2017年10月29日 | インタビュー記事「安倍続投を読む4 無縁ではない「大衆迎合」」『毎日新聞』 |
2017年10月27日 | インタビュー記事「ひと ポピュリズム研究で石橋湛山賞を受賞した千葉大教授 水島治郎さん(50)」『朝日新聞』 |
2017年10月16日 | 「石橋湛山賞に水島治郎氏「ポピュリズムとは何か」『読売新聞』 |
2017年10月16日 | 出演 NHKマイあさラジオ「社会の見方 私の視点」 |
2017年10月5日 | インタビュー記事「オピニオン&フォーラム 小池氏の実像は 反既得権益のポピュリスト」『朝日新聞』 |
2017年9月30日 | コメント掲載「野田、管元首相に合流辞退促す「希望」」『東京新聞』 |
2017年9月 | コメント掲載「ポピュリズムって何だ?」『日経おとなのOFF』197号 |
2017年9月27日 | コメント掲載「「国政の壁」口実? 小池新党、どこへ行く」『毎日新聞』 |
2017年8月/9月 | インタビュー記事「第三回 全国論文コンテスト 指定書籍著者 水島治郎教授インタビュー」『Y-SAPIX Journal』 |
2017年 | コメント掲載「日本「ファースト」どこへ」『毎日新聞』 |
2017年7月12日 | インタビュー記事「左派のためのポピュリズム入門」『週刊金曜日』 |
2017年7月12日 | インタビュー記事「ポピュリズムとは?誰が支持?」『北海道新聞』 |
2017年6月10日 | インタビュー記事「ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か 水島治郎さん」『クロワッサン』第41巻第11号(6月10日) |
2017年 | 出演 NHKラジオ第一 (先読み!夕方ニュース,5月8日)特集「世界に吹き荒れるポピュリズム」 関連サイト |
2017年 | 対談(遠藤乾氏と)「欧州を覆う暗雲のゆくえは? 大衆のマグマは,日本にも溜まっている」中央公論1602号92-101頁 |
2017年 | 出演 NHK BS1「激動の世界をゆく ヨーロッパを覆うポピュリズム」(3月12日午後10時-午後11時50分)PDF |
2017年 | 出演 TBSラジオ(荻上チキ・Session-22,3月5日)「福祉国家オランダで右派ポピュリズム政党が台頭した理由とは?」 http://www.tbsradio.jp/128852 |
2017年3月17日 | 論評 「オランダ右翼第一党ならず」『朝日新聞』 |
2017年3月17日 | 論評 「既成政党へ不満」『東京新聞』 |
2017年3月17日 | 論評 「極右・自由党 なぜ支持集める 水島千葉大教授にオランダ下院選を聞く」『東京新聞』3月13日刊 |
担当科目
ヨーロッパ政治史、ヨーロッパ政治演習他
2018年度授業
学部
開講所属名 | 科目名 | 開講期間 | 曜日 | 授業概要 |
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法政経学部 | 基礎ゼミナール | 1-2ターム | 火曜5限 | 今年度、この基礎ゼミナールのテーマは、ずばり「君たちはどう生きるか」としたいと思います。 2017年のベストセラー書は、『君たちはどう生きるか』でした。既に170万部が刊行された、まれに見るミリオンセラーです。Amazonのサイトには、数百件のレビューが掲載されており、読者の熱い支持が伝わってきます。 実は『君たちはどう生きるか』はもともと、80年も前に書かれた古典的な本でした。その本が2017年、漫画版として刊行され、若い人から高齢者まで、多くの人を引き付けたのです。 このゼミでは、この本の原作と漫画版を導入としながら、大学生活のスタート地点に立つ1年生の皆さんと、「どう生きるか」を考え、学んでいこうと思います。 |
入門基礎政治学 | 4-5ターム | 水曜5限 | 政治学の基本的な概念・知識を扱う。 | |
ヨーロッパ政治史 | 1-2ターム | 火曜3-4限 | 現代ヨーロッパ政治について、特に歴史的背景・歴史的文脈を踏まえながら講義する。 | |
政治政策演習 (ヨーロッパ政治演習I) |
1-2ターム | 金曜4限 | EU統合やさまざまな政治社会運動の発展をはじめ、新たな展開を迎えているヨーロッパ政治を学ぶとともに、ゼミで学んだことを、地元千葉のまちづくりにも活かしていくことをめざしています。"Think globally, act locally"がゼミの趣旨です。 | |
政治政策演習 (ヨーロッパ政治演習II) |
4-5ターム | 金曜4限 | EU統合やさまざまな政治社会運動の発展をはじめ、新たな展開を迎えているヨーロッパ政治を学ぶとともに、ゼミで学んだことを、地元千葉のまちづくりにも活かしていくことをめざしています。"Think globally, act locally"がゼミの趣旨です。 | |
政治政策演習 (ヨーロッパ政治演習III) |
1-2ターム | 金曜5限 | EU統合やさまざまな政治社会運動の発展をはじめ、新たな展開を迎えているヨーロッパ政治を学ぶとともに、ゼミで学んだことを、地元千葉のまちづくりにも活かしていくことをめざしています。"Think globally, act locally"がゼミの趣旨です。 | |
政治政策演習 (ヨーロッパ政治演習IV) |
4-5ターム | 金曜5限 | EU統合やさまざまな政治社会運動の発展をはじめ、新たな展開を迎えているヨーロッパ政治を学ぶとともに、ゼミで学んだことを、地元千葉のまちづくりにも活かしていくことをめざしています。"Think globally, act locally"がゼミの趣旨です。 | |
政治政策演習 (ヨーロッパ政治演習V) |
1-2ターム | 金曜6限 | EU統合やさまざまな政治社会運動の発展をはじめ、新たな展開を迎えているヨーロッパ政治を学ぶとともに、ゼミで学んだことを、地元千葉のまちづくりにも活かしていくことをめざしています。"Think globally, act locally"がゼミの趣旨です。 | |
政治政策演習 (ヨーロッパ政治演習VI) |
4-5ターム | 金曜6限 | EU統合やさまざまな政治社会運動の発展をはじめ、新たな展開を迎えているヨーロッパ政治を学ぶとともに、ゼミで学んだことを、地元千葉のまちづくりにも活かしていくことをめざしています。"Think globally, act locally"がゼミの趣旨です。 |
大学院
開講所属名 | 科目名 | 開講期間 | 曜日 | 授業概要 |
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人文公共学府 人文公共学専攻 |
公共政治論 | 1-2ターム | 金曜2限 | 「グローバリゼーション下の政治変容:コミュニティ、共生社会、ポピュリズム」がテーマである。 近年、先進諸国における格差の拡大、地域社会の衰退が指摘され、ポピュリズム躍進の一因ともされる。社会の分断を防ぎ、共生社会を創るために、コミュニティやソーシャルキャピタル(社会関係資本)の果たせる役割は何か。グローバリゼーションの進む現在、地域の役割が逆説的に脚光を浴びており、政治的な革新の源泉ともなっている。市民活動や、地域活性化に関心のある学生の参加を歓迎する。 |
公共政治論 | 1-2ターム | 金曜2限 | 「グローバリゼーション下の政治変容:コミュニティ、共生社会、ポピュリズム」がテーマである。 近年、先進諸国における格差の拡大、地域社会の衰退が指摘され、ポピュリズム躍進の一因ともされる。社会の分断を防ぎ、共生社会を創るために、コミュニティやソーシャルキャピタル(社会関係資本)の果たせる役割は何か。グローバリゼーションの進む現在、地域の役割が逆説的に脚光を浴びており、政治的な革新の源泉ともなっている。市民活動や、地域活性化に関心のある学生の参加を歓迎する。 |
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公共政治論演習 | 4-5ターム | 金曜2限 | 「グローバリゼーション下の政治変容:コミュニティと共生社会」がテーマである。 近年、先進諸国における格差の拡大、地域社会の衰退が指摘され、ポピュリズム躍進の一因ともされる。社会の分断を防ぎ、共生社会を創るために、コミュニティやソーシャルキャピタル(社会関係資本)の果たせる役割は何か。グローバリゼーションの進む現在、地域の役割が逆説的に脚光を浴びており、政治的な革新の源泉ともなっている。 市民活動や、地域活性化に関心のある学生の参加を歓迎する。 |
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地域インターンシップB | 3ターム、6ターム | その他 | 本授業科目は、公務員を志望する学生や官民連携のビジネス展開の現場に関心がある学生が、地方自治体が取り組んでいるまちづくりの現状を、就業体験や視察訪問などを通じて現地実習で理解を深めるとともに、その成果を自治体や大学を通じて、広く世の中に情報発信することを実践的に学ぶものである。 | |
特別研究I | 4-5ターム | その他 | 研究活動のスタートにあたって、必要な方法論を学び、テーマ選択を開始する。 | |
特別研究II | 1-2ターム集中 | その他 | 論文完成に向けた研究指導をインテンシブに行う。 | |
特別研究III | 4-5ターム集中 | その他 | 研究論文完成に向けたインテンシブな研究指導を行う。 |
オフィスアワー
随時
受賞
2017年10月 | (第38回)石橋湛山賞受賞。 関連サイト |
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2014年3月 | 第15回損保ジャパン記念財団賞』 |
その他
その他の情報については、ゼミサイトをご覧ください。