研究者・スタッフ
Staff

大石 亜希子

大石 亜希子Akiko Sato Oishi

職位 教授
学歴 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了
一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
博士(学術)(千葉大学)
職歴 社団法人日本経済研究センター
国立社会保障・人口問題研究所 社会保障基礎理論研究部第二室長
千葉大学法経学部助教授
Visiting researcher, National Bureau of Economic Research (New York)
千葉大学法政経学部教授
千葉大学大学院社会科学研究院教授
専攻分野 労働経済学、社会保障論

研究業績

著書

2018年 Gender, Care and Migration in East Asia (共著), Palgrave MacMillan.
2017年 "Effect of Mothers' Nonstandard Work Hours on Children's Wellbeing in Japan." in Ming-Chang Tsai and Wan-Chi Chen eds., Family, Work and Wellbeing in Asia .Singapore: Springer, pp. 151-175.
2015年 「少子化対策のあり方―経済学的見地からのサーベイ」小峰隆夫=21世紀政策研究所編『実効性のある少子化対策のあり方』経団連出版60-80頁
2015年 大石亜希子=島津明人「ワーク・ライフ・バランスと労働」川上憲人ほか編『社会と健康 健康格差解消に向けた統合科学的アプローチ』東京大学出版会 57-75頁
2012年 「離別男性の生活実態と養育費」西村周三監修,国立社会保障・人口問題研究所編『日本社会の生活不安―自助・共助・公助の新たなかたち』慶應義塾大学出版会221-246頁
2011年 大石亜希子=守泉理恵「少子社会における働き方:現状と課題」樋口美雄=府川哲夫編『ワーク・ライフ・バランスと家族形成』東京大学出版会13-29頁
2011年 「企業の両立支援策と労働時間」樋口美雄=府川哲夫編『ワーク・ライフ・バランスと家族形成』東京大学出版会149-171頁
2010年 Takashi Oshio, Satoshi Shimizutani, Akiko S. Oishi, "Does Social Security Induce Withdrawal of the Old from the Labor Force and Create Jobs for the Young? The Case of Japan," in J. Gruber and D.A. Wise,eds., Social Security Programs and Retirement around the World: The Relationship to Youth Employment, Chicago: The University of Chicago Press, pp. 217-241.
2010年 「社会保険・税制におけるジェンダー」木本美喜子ほか編『社会政策のなかのジェンダー(講座 現代の社会政策 第4巻)』明石書店158-179頁
2008年 "Childcare in A Low Birth Society," in F. Coulmas, H. Conrad, A. Schad-Seifert, and G. Vogt, eds., The Demographic Challenge--A Handbook about Japan, Leiden, Netherlands: Brill Academic Publishers, pp. 277-29.
2007年 Akiko S. Oishi and Takashi Oshio "Financial Implications of the Social Security Reforms in Japan," in J. Gruber and D. A. Wise eds., Social Security Programs and Retirement around the World: Fiscal Implications of the Reform, Chicago: The University of Chicago Press, pp.295-326.
2006年 「所得格差の動向とその問題点」貝塚啓明=財務省財務総合政策研究所編『経済格差の研究』中央経済社19-36頁
2006年 安部由起子=大石亜希子 「妻の所得が世帯所得に及ぼす影響」小塩隆士ほか編『日本の所得分配』東京大学出版会185-210頁
2005年 「子どものいる世帯の経済状況」国立社会保障・人口問題研究所編『子育て世帯の社会保障』東京大学出版会29-52頁
2005年 「保育サービスの再分配効果と母親の就労」国立社会保障・人口問題研究所編『子育て世帯の社会保障』東京大学出版会165-186頁
2005年 阿部彩=大石亜希子「母子世帯の経済状況と社会保障」国立社会保障・人口問題研究所編『子育て世帯の社会保障』東京大学出版会143-161頁
2005年 周燕飛=大石亜希子「待機児童問題の経済分析」国立社会保障・人口問題研究所編『子育て世帯の社会保障』東京大学出版会185-208頁
2003年 Takashi Oshio and Akiko S. Oishi "Social Security and Retirement in Japan: An Evaluation Using Micro-Data," in Jonathan Gruber and David A. Wise eds., Social Security Around the World: Micro-Estimation, Chicago: The University of Chicago Press, pp. 399-460

雑誌論文

2018年 「日本の保育制度」『千葉大学グローバル関係融合研究センター・ワーキングペーパー』No. 1、2018月3月18日
2017年 「1980 年代半ば以降の雇用共稼ぎの増加とその背景」日本労働研究雑誌689号4-16頁
2017年 「24時間週7日経済におけるワーク・ライフ・バランス」大原社会問題研究所雑誌701号24-39頁
2017年 「少子化と両立支援― 両立困難に関する国際比較」統計68巻3 号20-25頁
2016年 (書評) 「小杉礼子・宮本みち子編著 『下層化する女性たち― 労働と家庭からの排除と貧困』」日本労働研究雑誌668号83-85頁
2015年 「母親の非典型時間帯労働が子どもへの時間的・経済的インプットに及ぼす影響」統計66巻5号20-26頁
2015年 「セカンド・シフトを超えて―家庭内労働をめぐる諸側面」季刊社会保障研究51巻2号167-173頁
2015年 「イギリスの児童福祉・家族政策についてのヒアリング調査報告2」千葉大学経済研究30巻1号75-93頁
2015年 Akiko S. Oishi, Raymond K. Chan, Lillian Lih-Rong Wang, and Ju-Hyun Kim "Do Part-Time Jobs Mitigate Workers' Work-Family Conflict and Enhance Wellbeing? New Evidence from Four East-Asian Societies," Social Indicators Research, Vol.121, No.1, pp. 5-25.
2015年 「調査―イギリスの児童福祉・家族政策についてのヒアリング調査報告」千葉大学経済研究29巻4号261-281頁
2014年 「児童福祉―ウェルフェアからウェルビーイングへ」季刊社会保障研究50巻1号18-29頁
2013年 "Child Support and the Poverty of Single Mother Households in Japan" 国立社会保障・人口問題研究所ディスカッション・ペーパー No.2013-E01
2011年 Takashi Oshio, Akiko S. Oishi and Satoshi Shimizutani "Social Security Reforms and Labor Force Participation of the Elderly in Japan," Japanese Economic Review, Vol. 62, No.2, pp.248-271.
2009年 Yukiko Abe and Akiko S. Oishi ''The 1.03 Million Yen Ceiling and Earnings Inequality among Married Women in Japan,'' Economics Bulletin, Vol. 29, No.2, pp. 1521-1530.
2007年 Yukiko Abe and Akiko S. Oishi "The Role of Married Women's Labor Supply on Family Earnings Distribution in Japan," Journal of Income Distribution, Vol. 16, No.3-4, pp.109-126.
2007年 「子どもの貧困の動向とその帰結」季刊社会保障研究43巻1号54-64頁
2006年 Akiko S. Oishi and Takashi Oshio "Coresidence with Parents and A Wife's Decision to Work in Japan," The Japanese Journal of Social Security Policy, Vol.5, No.1, pp. 35-48.
2005年 Yanfei Zhou and Akiko S. Oishi "Underlying Demand for Licensed Childcare Services in Urban Japan," Asian Economic Journal, Vol.19, No.1, pp.103-119.
2003年 「有配偶女性の労働供給と税制・社会保障制度」季刊社会保障研究39巻3号286-300頁
2003年 「母親の就業に及ぼす保育費用の影響」季刊社会保障研究39巻1号55-69頁

その他

2017年 大石亜希子=村山颯志郎「外国人家事労働者の導入と「女性活躍」」週刊社会保障2917号50-55頁
2016年 「女性の活躍推進: 長時間労働の解消に重点を(特集 女性活躍推進」を考える)」労働調査554号14-18頁
2015年 「少子化対策の課題と将来(社会保障読本 2015 年版:医療・年金・介護・少子化の現状と将来〔介護保険・少子化理論編〕)」週刊社会保障2843号154-157頁
2015年 「母子世帯の「時間の貧困」―子どもの権利として「親と過ごす時間」の確保を」週刊社会保障2819号54-59頁
2014年 「養育費の徴収強化が離別母子世帯の貧困削減に及ぼす影響」週刊社会保障2766号55-59頁
2013年 Akiko S. Oishi "Child Support and The Poverty of Single-Mother Households in Japan," IPSS Discussion Paper Series, 2013-E01.

担当科目

労働経済論I, II、ゼミナールIa, Ib, IIa, 卒業論文(学部)

2018年度授業

学部

開講所属名科目名開講期間曜日授業概要
法政経学部 労働経済論I 1-2ターム 水曜3限 労働経済学の基本的な概念について、理論的な背景とともに、現代日本の労働政策の課題との関連に重点を置きながら講義する。
労働経済論II 4-5ターム 水曜3限 労働経済学の基本的な概念を身につけたうえで、現代日本の労働政策の課題をとくに社会保障との関連に重点を置きながら講義する。
基礎ゼミナール 1-2ターム 火曜1限 アカデミック・ライティングの基礎を身に着けるとともに、建設的なディスカッションの方法やプレゼンテーションの基礎を実践を通じて身に着けます。教員が提供する統計データを用いたミニ・レポートを中間時点で、また、各人の関心に基づく期末レポートを執筆してもらいます。
ゼミナールIa(政治政策) 1-2ターム 木曜4-5限 労働政策、社会保障政策、女性のライフスタイルと少子化などの問題について演習を通じて幅広く学ぶ。労働経済学と社会保障についての文献講読を行い、基礎的知識と理論的背景を身につけるとともに、グループ・ディスカッション、インカレゼミ等を通じて発言・プレゼンテーション能力を養う。
ゼミナールIb(政治政策) 4-5ターム 木曜4-5限 労働政策、社会保障政策、ライフスタイルと少子化などの問題について演習を通じて幅広く学ぶ。労働経済学、社会保障の基本的な文献の講読を行い、理論的背景を身につけるとともに、卒業論文執筆に向けたリサーチ能力の育成を図る。
サブゼミナール(政治政策) 6ターム その他 ゼミナールの学習を補うことを目的に、実証分析の方法についての演習、学内および学外での研究報告、ディスカッションを行う。
ゼミナールIIa(政治政策) 1-2ターム 木曜3限 卒業論文執筆の準備として論文執筆作法、データ解析の仕方等について学ぶ。
卒業論文(政治政策) 4-5ターム 木曜3限 卒業論文の指導を行う。

大学院

開講所属名科目名開講期間曜日授業概要
人文公共学府
人文公共学専攻
雇用政策論 1-2ターム 水曜5限 労働市場政策に関連する主として経済学分野の英文文献および英文教科書を講読する。
現代雇用論 1-2ターム 水曜6限 労働市場政策を評価するうえで必要となる経済学的知識を得るとともに、国際的な視点から日本の労働市場政策の位置づけを探る。
現代雇用論演習 4-5ターム 水曜6限 労働市場政策を評価するうえで必要となる経済学的知識を得るとともに、実証分析に基づく論文の執筆を行う。